初心者から上級者まで使えるシンプルな手法3選【プライスアクション×時間帯で厳選】
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📌 読む前にご確認ください:相場は経済指標・要人発言・地政学リスクなどで急変することがあり、過去の傾向や本記事の手法が将来の値動きを保証するものではありません。必ずデモ口座等で検証してから実践してください。
初心者から上級者まで使えるシンプルな手法3選【プライスアクション×時間帯で厳選】
「勝率の高い必勝法」を探して手法を渡り歩いた経験がある人は多いと思います。ですが先に断っておくと、狙って「勝率70%」を作り込むことはできません。勝率は手法を設計するときの入力値ではなく、実際に検証した結果として出てくる数字だからです。都合のいい条件だけを後から切り取れば、どんな手法でも紙の上では勝率90%にできてしまいますが、それは相場では通用しません。
この記事では、勝率という数字だけを追いかけるのではなく、「プライスアクション(ローソク足の形)」と「時間帯(どのセッションで動きやすいか)」という、実践で効いてくる2つの軸を組み合わせたシンプルな手法を3つ紹介します。それぞれ性格が違うので、自分の生活リズムや性格に合うものを選んでみてください。
この記事でわかること
・東京時間のレンジを利用した「レンジブレイクアウト」
・ロンドン〜NY時間帯を狙う「押し目買い・戻り売り」
・東京午後の落ち着いた時間帯で使う「レンジ逆張り」
・それぞれの手法の勝率・損益比の一般的な傾向と、向き不向き
・具体的なSL(損切り)・TP(利確)の置き方と、大口のストップ狩りを避ける工夫
・期待値とバルサラの破産確率という、勝率より大事な考え方
✨ 手法を選ぶときの考え方
- 勝率だけで判断せず、「勝ったときと負けたときの値幅の比率(損益比)」もセットで見る
- トレンド系の手法は勝率が低めでも損益比が高くなりやすく、逆張り系は勝率が高めでも損益比は低くなりやすい
- どちらが優れているという話ではなく、自分の性格・生活リズムに合う方を選ぶのが結局いちばん続く
手法1:東京レンジブレイクアウト
日本のFXトレーダーの間で古くから知られている、時間帯を利用した代表的な手法です。東京時間は値動きが落ち着きやすく、レンジ(一定の値幅の中での往復)になりやすいという特徴を利用します。
- やること:午前9時〜15時ごろの東京時間の高値・安値に水平線を引いておく
- エントリーの合図(プライスアクション):ロンドン市場が開く16〜18時ごろ(日本時間、夏時間は1時間早まる)に、レンジの上か下を実体で明確に抜けたローソク足が出たら、抜けた方向にエントリー
- 損切り(SL):レンジの反対側の端に置くのが基本ですが、そのままだとキリのいい価格や直近安値・高値のすぐ外側に注文が集中し、大口の「ストップ狩り」で一瞬だけ逆に動かされてから本来の方向に進む、という展開に巻き込まれやすくなります。ATR(平均的な値幅)の0.2〜0.3倍程度を目安に、レンジの端からさらに少し余裕を持たせて置くと、こうした「ヒゲだけ刺されて損切りにかかる」パターンを減らせます
- 利確(TP):レンジの値幅と同じ距離を目安に、損益比(RR)はおよそ1:1〜1:1.5を基準にします
傾向:レンジをきれいに抜けてトレンドが続く日もあれば、抜けたと見せかけて戻ってくる「ダマシ」も一定数あります。勝率は五分五分に近いことが多いですが、うまく伸びたときのリターンが大きく、損益比で稼ぐタイプの手法です。ダマシの回避法もあわせて確認しておくと、無駄なエントリーを減らせます。
向いている人:仕事終わりの夕方〜夜にチャートを見られる人、判断がシンプルな手法を好む初心者。
手法2:トレンド押し目買い・戻り売り
相場全体の流れに逆らわず、一時的な調整(押し目・戻り)を狙って乗る、オーソドックスな順張り手法です。時間帯を絞ることで、ダマシの少ない、勢いのある場面だけを選んで狙います。
- やること:4時間足・日足で移動平均線の向きとダウ理論の高値・安値の切り上げ/切り下げを見て、大きな方向性を確認する
- エントリーの合図(プライスアクション):上昇トレンド中に価格が移動平均線付近まで下がってきたところで、ピンバー(ヒゲの長いローソク足)や陽線の包み足(前の陰線を包み込む陽線)が出たら押し目買い。下降トレンドならその逆で戻り売り
- 時間帯:値動きが一日でもっとも大きくなりやすい、ロンドンとニューヨークが重なる21〜24時ごろ(日本時間、時期により前後)を狙う
- 損切り(SL):直近安値(買いの場合)・直近高値(売りの場合)から、ATRの0.3〜0.5倍程度離した位置に置きます。誰の目にも見える「直近高安値ぴったり」は狩られやすいポイントなので、少しずらすのが基本です
- 利確(TP):損切り幅の2倍以上(RR1:2以上)を最初の目安にし、トレンドが続く間はトレーリングストップ(値動きに合わせて損切りラインを切り上げ・切り下げる方法)で伸ばすことも検討します
傾向:トレンド系の手法は「小さく負けて大きく勝つ」形になりやすく、勝率自体は4〜5割程度にとどまることも珍しくありません。ただし1回あたりの利益が損失より大きくなりやすいため、トータルではプラスを狙いやすい手法です。ポジションを翌日に持ち越す場合はスワップポイントの影響も確認しておきましょう。
向いている人:夜にまとまった時間が取れる人、多少の含み損に動じず待てる人。
手法3:レンジ逆張り(東京午後のボックス圏)
値動きが乏しく方向感の出にくい時間帯をあえて選び、その中での往復を狙う手法です。攻めるというより、動かない時間帯を「利用する」感覚に近いかもしれません。
- やること:東京時間の午後、特に指標発表の予定がない落ち着いた日に、直近のレンジの上限・下限に水平線を引く
- エントリーの合図(プライスアクション):レンジの上限・下限にタッチしたところで、そこからの反発を示す長いヒゲ(ピンバー)やコマ足が出たら、レンジの中心方向へ逆張りエントリー
- 損切り(SL):レンジの上限・下限そのものではなく、そこからATRの0.2〜0.3倍程度外側に置きます。逆張りは特に「レンジぴったりに置かれたストップの塊」を巻き込む一時的な突き抜けが起きやすいため、この余裕が効いてきます
- 利確(TP):レンジの反対側、または中心付近を目安に、RRはおおむね1:1程度で組みます
傾向:狭いレンジの中での逆張りは、条件を絞ればヒット率(勝率)自体は比較的高くなりやすい一方、1回あたりの利益幅は小さくなりがちです。レンジを大きく抜けてトレンドに転換する場面に巻き込まれると損失が伸びやすいため、経済指標の発表前後は避けるなど、エントリーする場面を絞り込む規律が特に重要になります。
向いている人:日中に少しずつチャートを見られる人、コツコツ小さい利益を積み上げるスタイルが好きな人。
3つの手法の比較
| 手法 | 狙う時間帯 | タイプ | 傾向 |
|---|---|---|---|
| ①東京レンジブレイクアウト | ロンドン序盤(16〜18時頃) | 順張り(ブレイク) | 勝率は五分程度、損益比で稼ぐ |
| ②押し目買い・戻り売り | ロンドン・NY重複(21〜24時頃) | 順張り(トレンドフォロー) | 勝率4〜5割程度、大きく伸ばす |
| ③レンジ逆張り | 東京午後の落ち着いた時間 | 逆張り(レンジ) | 勝率高めだが利益幅は小さめ |
高勝率より大事なこと:期待値で考える
ここまで「勝率」という言葉を何度も使ってきましたが、実際に手法の良し悪しを決めるのは勝率単体ではなく期待値です。期待値は次の式で計算できます。
期待値 = (勝率 × 平均利益) − (負率 × 平均損失)
例えば「勝率40%・平均利益2万円・平均損失1万円」の手法なら、期待値は(0.4×2万円)-(0.6×1万円)=2,000円とプラスになります。逆に「勝率70%・平均利益0.5万円・平均損失2万円」だと、期待値は(0.7×0.5万円)-(0.3×2万円)=▲2,500円とマイナスです。勝率が高くても、1回の負けが大きすぎれば長期的には資金が減っていく計算になります。手法1・2は損益比(RR)を高めに、手法3は勝率を高めに設計してあるのは、それぞれ別のルートで期待値をプラスに持っていくためです。
バルサラの破産確率という考え方
「バルサラの破産確率」は、勝率・損益比・1回のトレードで資金の何%を賭けるか、という3つの要素から、資金がゼロに近づく(=再起不能になる)確率を計算する考え方です。細かい計算式は専門書に譲りますが、実務上おさえておきたい結論はシンプルです。
- 勝率や損益比が多少悪くても、1回のトレードで賭ける金額(資金に対する割合)を小さく抑えている限り、破産確率は大きく上がりません
- 逆に、勝率が高くても「1回で資金の10〜20%を賭ける」ような大きすぎるロットを使っていると、数回の連敗だけで破産確率が跳ね上がります
- つまり手法そのものの優劣以上に、1回あたりのリスク量(資金の何%を賭けるか)が、生き残れるかどうかを決める最大の要因だということです
この記事の3つの手法をどれで運用する場合でも、次章の「1回の取引で失う金額は資金の1〜2%程度」というルールが効いてくるのは、この破産確率の考え方が土台にあるためです。高勝率の聖杯を探すより、期待値をプラスに保ちながら、1回のリスク量を小さく管理し続けることの方が、結果的に生き残る近道になります。
破産確率表:1回のリスクが資金の2%の場合
縦軸が勝率、横軸がリスクリワード比率(RR)、数値が破産確率です(0.000=破産の可能性なし、1.000=必ず破産)。
| 勝率\RR | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0.05 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 |
| 0.10 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 0.378 |
| 0.15 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 0.439 | 0.066 | 0.018 | 0.007 | 0.004 |
| 0.20 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 0.022 | 0.002 | 0.001 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.25 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 0.003 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.30 | 1.000 | 1.000 | 0.002 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.35 | 1.000 | 0.084 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.40 | 1.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.45 | 1.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.50 | 1.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.55 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.60 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.65 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.70 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.75 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.80 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.85 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.90 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
この記事で推奨している「1回のリスクは資金の1〜2%」を守っている場合、勝率30%・RR3程度からすでに破産確率はほぼゼロになります。低リスク運用がいかに効くかが、数字で見るとよく分かります。
破産確率表:1回のリスクが資金の10%の場合(比較用)
同じ条件で、1回のリスクを資金の10%まで引き上げた場合の表です。2%の表と見比べると、リスク量を減らすことがどれだけ破産確率を下げるかが分かります。
| 勝率\RR | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0.05 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 |
| 0.10 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 0.823 |
| 0.15 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 0.848 | 0.581 | 0.448 | 0.372 | 0.324 |
| 0.20 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 0.466 | 0.295 | 0.220 | 0.181 | 0.158 | 0.144 |
| 0.25 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 0.305 | 0.163 | 0.114 | 0.091 | 0.078 | 0.071 | 0.067 |
| 0.30 | 1.000 | 1.000 | 0.277 | 0.102 | 0.061 | 0.046 | 0.039 | 0.035 | 0.032 | 0.031 |
| 0.35 | 1.000 | 0.609 | 0.082 | 0.035 | 0.023 | 0.019 | 0.016 | 0.015 | 0.015 | 0.014 |
| 0.40 | 1.000 | 0.142 | 0.025 | 0.012 | 0.009 | 0.007 | 0.007 | 0.006 | 0.006 | 0.006 |
| 0.45 | 1.000 | 0.034 | 0.008 | 0.004 | 0.003 | 0.003 | 0.003 | 0.003 | 0.003 | 0.003 |
| 0.50 | 1.000 | 0.008 | 0.002 | 0.001 | 0.001 | 0.001 | 0.001 | 0.001 | 0.001 | 0.001 |
| 0.55 | 0.134 | 0.002 | 0.001 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.60 | 0.017 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.65 | 0.002 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.70 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.75 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.80 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.85 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
| 0.90 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 | 0.000 |
10%まで引き上げると、勝率30%・RR3では破産確率が27.7%まで跳ね上がります。同じ手法・同じ勝率でも、1回に賭ける金額を変えるだけで生き残れる確率が大きく変わることが、この2つの表を比べるとよく分かります。
大きな値幅を狙わなくてもいい:レバレッジという武器
ここまでRR(損益比)を高くする話を中心にしてきましたが、「大きい値幅を取りにいく」ことだけが正解ではありません。FXにはレバレッジという仕組みがあり、少ない値動きでもポジションサイズを調整すれば十分な利益を狙えます。これは現物の株式取引などにはない、FXならではの強みです。
大きなトレンドが出るのを待つ手法(手法2のようなタイプ)は、狙い通りに動けば大きなリターンになりますが、その値幅が出るまでに時間がかかり、待っている間に経済指標や要人発言で相場が反転するリスクにもさらされ続けます。ポジションを持つ時間が長くなるほど、不測の材料に巻き込まれる可能性も上がるということです。
その点、手法1や手法3のように小さめの値幅を狙う手法は、1回あたりの利益こそ小さいものの、ポジションの保有時間を短くできるぶん、こうした不測のリスクにさらされる時間そのものを圧縮できます。レバレッジを利かせれば、小さな値幅でも資金効率よく利益を積み上げられるので、「値幅の大きさ」にこだわりすぎず、自分がポジションを持っていられる時間や許容できるリスクに合わせて、値幅の狙い方を選ぶという発想も持っておくとよいでしょう。
3つに共通する注意点
- 損切りルールは必ず事前に決め、エントリーと同時に置く。「もう少し待てば戻るはず」で損切りを先延ばしにするのが一番資金を減らします
- 1回の取引で失う金額は、資金の1〜2%程度に収める。勝率がどれだけ高くても、1回の負けが大きすぎれば資金は簡単に溶けます
- いきなり実弾で試さず、デモ口座やごく少額でしばらく検証してから本格運用する
- 複数の時間足を見比べるマルチタイムフレーム分析も合わせると、ダマシに気づきやすくなります
よくある質問
Q. 結局どれが一番勝率が高いですか?
A. 条件を絞った逆張り(手法3)は当たりやすい傾向がありますが、その分1回の利益は小さめです。勝率と損益比はトレードオフの関係にあるため、「勝率が高い=優れている」とは言い切れません。手法・聖杯についての記事でもこのテーマを扱っています。
Q. 3つとも試すべきですか?
A. 最初は1つに絞って、最低でも数十回分のトレードを記録してから判断するのがおすすめです。同時に複数を試すと、どれが機能しているのか分からなくなります。
Q. スキャルピングにも応用できますか?
A. 手法1・3は短い時間足に応用しやすい考え方です。スキャルピングの解説記事もあわせてご覧ください。
まとめ
- 「勝率70%を狙って設計する」のではなく、勝率と損益比はセットで、最終的には期待値で考える
- 東京レンジブレイクアウトは夕方〜夜、押し目買い・戻り売りは深夜のロンドンNY重複時間、レンジ逆張りは東京午後と、時間帯によって向く手法が異なる
- SL・TPはATRなどの値幅を基準に、直近高安値やレンジ端から少し余裕を持たせるとストップ狩りに巻き込まれにくい
- 手法の優劣以上に、1回のトレードで賭ける金額(資金に対する割合)を小さく保つことが、バルサラの破産確率の観点からも重要
- 大きな値幅を待つ手法だけが正解ではなく、レバレッジを活かして小さな値幅で資金効率よく利益を積み上げる選択肢もある
- いきなり実践せず、デモ口座での検証を挟むこと
手法を試す前の基礎固めには初心者向け用語・勉強法や初心者が失敗しがちな原因の記事も参考にしてください。
注意事項
- 本記事で紹介した手法は、過去の値動きの傾向や一般的な考え方をもとに構成したものであり、勝率・利益を保証するものではありません。
- 相場は経済指標・要人発言・地政学リスクなどによって急変することがあります。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。
- FXを含む金融商品の取引には元本を上回る損失が生じるリスクがあります。取引を行う際は、各社の契約締結前交付書面等を必ずご確認ください。
- 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の取引や投資行動を推奨するものではありません。

