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【日報】2026年9月22日:ビットコイン8万6000ドル台まで急伸、ドル円は円安地合い継続

この記事を読むと、日銀の追加利上げ観測後退で円安基調が続いたドル円・ポンド円の値動き、リスクオンムードの中で利益確定売りに押されたゴールド、そしてショートスクイーズと財政懸念の高まりを追い風に8万6000ドル台まで急伸したビットコインの動きが3分でつかめます。

⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。

本日の値動き

以下は2026年9月21日(月)の24時間(UTC基準)の値動きです。ドル円は、日銀総裁が今後の利上げペースについて明確な方向性を示さなかったことから追加利上げ観測がやや後退し、円売りが優勢となって157円台前半まで上昇しました。ポンド円もこの円安の流れに連れてやや値を伸ばしています。ユーロドルはドル全般がやや底堅い中で小幅に値を下げました。世界的には原油安を背景とした株高でリスクオンムードが広がり、ゴールドは利益確定の売りに押されて反落。一方でビットコインは、ショートポジションの巻き戻しや機関投資家の買いが観測されたことに加え、米長期金利の高止まりを背景とした財政懸念の高まりも意識され、8万6000ドル台まで大幅に値を伸ばしました。

資産始値高値安値終値前日比
USD/JPY156.745157.522156.57157.303+0.3%
EUR/USD1.14781.149511.146151.14623-0.2%
GBP/JPY209.916210.759209.676210.308+0.1%
GOLD (XAU/USD)4373.94383.354322.714343.82-0.8%
BTC/USD81078.0487382.4680565.6886941.83+7.24%

※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。

今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)

移動平均線の並びとダウ理論にもとづく機械的なトレンド判定は以下の通りです。

資産時間軸価格移動平均トレンドダウ理論
USD/JPY週足157.306下降バイアス下降トレンド継続
日足157.306レンジ下降トレンド継続
4時間足157.306上昇バイアス収束(保ち合いの可能性)
EUR/USD週足1.14641下降バイアス収束(保ち合いの可能性)
日足1.14641下降バイアス下降トレンド継続
4時間足1.14641下降トレンド(パーフェクトオーダー)収束(保ち合いの可能性)
GBP/JPY週足210.323下降バイアス下降トレンド継続
日足210.323下降バイアス下降トレンド継続
4時間足210.323上昇バイアス収束(保ち合いの可能性)
GOLD (XAU/USD)週足4361.61レンジ収束(保ち合いの可能性)
日足4361.61レンジ下降トレンド継続
4時間足4361.61上昇バイアス上昇トレンド継続
BTC/USD週足86413.46上昇バイアス拡大レンジ
日足86413.46上昇トレンド(パーフェクトオーダー)拡大レンジ
4時間足86413.46上昇トレンド(パーフェクトオーダー)上昇トレンド継続

※価格はMT5データに基づくため、他チャートとは多少異なる場合があります。

ドル円は週足について自前の判定・他の代表的な指標のいずれも下降・売り優勢の評価で一致しています。日足は自前の判定がレンジ気味としつつ下降トレンド継続としている一方、他の代表的な指標も売り優勢としており、方向自体はおおむね一致しています。4時間足はどちらも上昇・買い優勢で一致しており、日銀の追加利上げ観測後退を受けた円売りはこの短期的な強さを反映した値動きといえます。前日比+0.3%の上昇は、この短期の地合いを裏付ける結果です。

ユーロドルは自前の判定・他の代表的な指標のいずれも全ての時間軸で下降・売り優勢の評価がそろっています。前日比-0.2%の下落は、方向感の一致した弱含みの評価を裏付ける値動きです。

ポンド円は週足・日足で自前の判定・他の代表的な指標がともに下降・売り優勢の評価でそろっています。4時間足はどちらも上昇・買い優勢で一致しており、ドル円と同様に足元の円安局面でこの短期的な強さが表れました。前日比+0.1%の上昇は小幅にとどまっています。

ゴールドは週足について自前の判定がレンジ気味である一方、他の代表的な指標は買い優勢の評価としており、見方がやや割れています。日足は自前判定・他の代表的な指標のいずれも方向感に乏しい評価で一致し、4時間足はどちらも上昇・買い優勢で一致しています。前日比-0.8%の下落は、こうした短期的な上昇基調の中での調整の範囲といえそうです。実質金利とゴールドの関係については金トレードの基本ガイドで詳しく解説しています。

ビットコインは週足・日足・4時間足のすべてで自前の判定・他の代表的な指標がそろって上昇・買い優勢の評価となっています。前日比+7.24%という大幅な上昇は、この強い上昇基調を裏付ける値動きです。

値動きの背景

ドル円は、日銀が今月の会合で公表した利上げ決定の余韻が続く中、日銀総裁が会見で今後の利上げペースについて明確な方向性を示さなかったことから、早期の追加利上げ観測がやや後退し、円売りが優勢な地合いとなりました。一方で、市場では為替介入を意識したとみられる動きも観測されており、行き過ぎた円安の進行には警戒感も残っています。ポンド円もこの円安の流れに連れて底堅く推移しました。ユーロドルは方向感に乏しい展開で、ドル全般がやや底堅い中でじり安となっています。

世界的には、原油価格の下落が株式市場や債券市場の追い風となり、半導体関連株を中心とした世界的な株高でリスクオンムードが広がりました。こうした地合いの中、ゴールドは利益確定の売りが優勢となり反落しています。実質金利や市場のリスク選好度がゴールドの値動きに与える影響については金トレードの基本ガイドで詳しく解説しています。

ビットコインは、デリバティブ市場でのショートポジションの巻き戻しや、機関投資家によるスポットETFを通じた買いの復調が観測されたことに加え、米長期金利の高止まりを背景とした財政面への警戒感の高まりも意識され、代替的な資産として買いが集まりました。前日比+7.24%と大幅に値を伸ばし8万6000ドル台まで上昇しています。大きく値を動かした後は利益の保全方法も気になるところです。仮想通貨ウォレット比較では、代表的なウォレットの選び方をまとめています。

本日の重要経済指標

日時国指標名重要度予想前回
09/22(火) 09:00US国連総会(一般討論演説)中––
09/22(火) 19:00GBCBI産業受注指数中-34-25
09/22(火) 21:15USADP雇用者数変化(週次)中–16.25
09/22(火) 23:00EU消費者信頼感指数(速報値)中-16.5-15.5
09/22(火) 23:05USFRBウィリアムズ総裁講演中––
09/22(火) 23:20USFRBジェファーソン副議長講演中––

この時間以降に発表があるため、結果次第で値動きが変わる可能性があります。

明日の注目材料

  • 23日は英国・ユーロ圏・米国でS&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値が相次いで発表され、主要国の景気動向を占う材料になりそうです(英国は重要度が高く設定されています)
  • 24日には米中首脳会談が予定されており、通商・外交面での思惑がリスク資産全般の値動きに影響を与える可能性があります
  • FRB高官の発言が今週も続くため、金融政策の方向性を巡る発言内容が引き続き注目されます
  • ビットコインは短期的な上昇の勢いを維持し、8万6000ドル台を保てるかが目先の焦点です

まとめ

  • ドル円は日銀の追加利上げ観測後退を背景に円売りが優勢となり、157.303円(+0.3%)まで上昇
  • ポンド円も円安の流れに連れて210.308円(+0.1%)まで小幅高、ユーロドルは1.14623ドル(-0.2%)まで小幅安
  • ゴールドは原油安を背景とした世界的な株高・リスクオンムードの中で利益確定売りに押され、4343.82ドル(-0.8%)まで反落
  • ビットコインはショートポジションの巻き戻しや財政懸念の高まりを追い風に86941.83ドル(+7.24%)まで急伸
  • トレンド判定ではユーロドル・ビットコインが全時間軸で自前判定・他の代表的な指標がそろう一方、ドル円・ゴールドの週足〜日足はやや評価が割れている
  • 23日のPMI速報値や24日の米中首脳会談など、今週後半にかけて材料が多く並ぶ

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