【日報】2026年9月18日:日銀が政策金利1.25%に利上げ、ドル円は157円台へ円安進行
この記事を読むと、日銀の利上げ後に進んだドル円の157円台への円安、原油安を追い風に大きく水準を切り上げたゴールド、下落が一服したビットコイン、そして週末を控えた本日の注目材料が3分でつかめます。
⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。
本日の値動き
以下は2026年9月17日(木)の24時間(UTC基準)の値動きです。この日は原油価格の下落を背景に米長期金利が低下し、序盤はドル売りが優勢となりましたが、その後発表された米新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀製造業景気指数が底堅い内容だったことで買い戻しが入り、ドル円は155.328円まで下押しした後155.907円まで持ち直しました。ユーロドルはこのドル安局面を受けてわずかに値を上げ、ポンド円は同日夜に発表されたイングランド銀行の政策金利据え置きを消化しつつ上値の重い動きとなりました。ゴールドは米金利の低下を追い風に大きく水準を切り上げ、ビットコインは規制を巡る下落が一服し、わずかに値を戻しています。
| 資産 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | 156.208 | 156.289 | 155.328 | 155.907 | -0.19% |
| EUR/USD | 1.14578 | 1.14972 | 1.14527 | 1.14747 | +0.10% |
| GBP/JPY | 208.933 | 209.115 | 207.862 | 208.343 | -0.32% |
| GOLD (XAU/USD) | 4263.42 | 4381.17 | 4257.5 | 4341.75 | +1.82% |
| BTC/USD | 76164.47 | 77153.32 | 75618.9 | 76537.59 | +0.47% |
※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。
今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)
移動平均線の並びとダウ理論にもとづく機械的なトレンド判定は以下の通りです。
| 資産 | 時間軸 | 価格 | 移動平均トレンド | ダウ理論 |
|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | 週足 | 157.447 | 下降バイアス | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 157.447 | レンジ | 下降トレンド継続 | |
| 4時間足 | 157.447 | 上昇バイアス | 上昇トレンド継続 | |
| EUR/USD | 週足 | 1.14848 | 下降バイアス | 収束(保ち合いの可能性) |
| 日足 | 1.14848 | 下降バイアス | 下降トレンド継続 | |
| 4時間足 | 1.14848 | 下降トレンド(パーフェクトオーダー) | 下降トレンド継続 | |
| GBP/JPY | 週足 | 210.502 | 下降バイアス | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 210.502 | 下降バイアス | 下降トレンド継続 | |
| 4時間足 | 210.502 | 上昇バイアス | 拡大レンジ | |
| GOLD (XAU/USD) | 週足 | 4394.12 | レンジ | 収束(保ち合いの可能性) |
| 日足 | 4394.12 | レンジ | 下降トレンド継続 | |
| 4時間足 | 4394.12 | 上昇バイアス | 上昇トレンド継続 | |
| BTC/USD | 週足 | 77778.08 | レンジ | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 77778.08 | レンジ | 下降トレンド継続 | |
| 4時間足 | 77778.08 | 上昇バイアス | 下降トレンド継続 |
※価格はMT5データに基づくため、他チャートとは多少異なる場合があります。
ドル円は、自前の判定では週足・日足がともに下降トレンド継続を示す一方、他の代表的な指標では中立の評価にとどまっており、時間軸によって見方がやや割れています。一方4時間足は自前の判定・他の代表的な指標のいずれも上昇・買い優勢で一致しており、直近の底堅さが表れた形です。本日の日銀会合を受けた円売りも、この短期的な強さと整合的な値動きといえます。
ユーロドルは、自前の判定・他の代表的な指標のいずれも全ての時間軸で下降・売り優勢の評価がそろっており、上値の重い地合いが継続しています。前日比+0.10%とわずかに値を上げたものの、方向感を変えるには至っていません。
ポンド円は、日足で自前の判定・他の代表的な指標がともに下降・売り優勢の評価で一致している一方、週足は自前が下降バイアスを示すのに対し他の代表的な指標は中立にとどまり、評価がやや割れています。4時間足はどちらも上昇・買い優勢で一致しており、前日のイングランド銀行の政策金利据え置きを消化しつつ短期的な底堅さを保っています。前日比は-0.32%とやや軟調でした。
ゴールドは、自前の判定ではレンジ〜下降トレンドに近い評価となっている一方、他の代表的な指標では週足・日足・4時間足のすべてで買い優勢の評価がそろっており、強気の見方が優勢です。前日比+1.82%の大幅な上昇は、この強気の地合いを裏付ける値動きとなりました。
ビットコインは、自前の判定では週足・日足がレンジ、4時間足は上昇バイアスとダウ理論の下降トレンドが交錯する形となっていますが、他の代表的な指標では週足・日足・4時間足のいずれも買い優勢の評価がそろっています。前日比+0.47%の上昇は、規制を巡る不透明感からの下落が一服し値を戻す動きと重なります。
値動きの背景
9月17日は、原油価格の下落を背景に米長期金利が低下したことでドル売りが先行し、ドル円は一時155.328円まで下押ししました。もっとも、同日発表された米新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀製造業景気指数が底堅い内容だったことで買い戻しが入り、155.907円まで持ち直して1日を終えています。ポンド円は、同日夜のイングランド銀行の政策金利発表で6会合連続の据え置きが決定されたことを消化する流れとなり、ドル安局面でも上値の重い値動きとなりました。
本日18日は、日本銀行が金融政策決定会合で政策金利を0.25%引き上げて1.25%とすることを決定しました。利上げ自体は市場の想定通りでしたが、反対票を投じた委員がいたことに加え、今後の利上げペースを一段と加速させる姿勢も示されなかったことから、結果公表後は円売りが優勢となり、ドル円は157円台まで上値を伸ばす場面が見られました。日銀会合を挟んで相場の振れ幅が大きくなりやすいタイミングだけに、こうした値動きに備えて取引環境を見直しておくことも一案です。低資金・安全性の観点からブローカーを比較したい方は海外FXブローカーおすすめ比較を参考にしてみてください。
ゴールドは、米長期金利の低下を受けて実質金利が下がったことが押し上げ要因となり、前日比+1.82%まで水準を切り上げました。中央銀行による継続的な金の買い増しや地政学リスクへの警戒感も下値を支える構造的な要因となっており、実質金利とゴールドの関係については金トレードの基本ガイドで詳しく解説しています。
ビットコインは、今月に入ってから米上院での規制法案を巡る不透明感で上値を抑えられていましたが、下落は一服し前日比+0.47%とわずかに値を戻しています。方向感に乏しい展開が続いており、次の材料待ちの状況です。
本日の重要経済指標
| 日時 | 国 | 指標名 | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 09/18(金) 18:00 | CN | 外国直接投資(年初来累計、前年比) | 中 | – | -6.2% |
| 09/18(金) 19:30 | EU | ECBラガルド総裁講演 | 中 | – | – |
| 09/18(金) 22:15 | US | 鉱工業生産(前月比) | 中 | +0.3% | +0.2% |
| 09/18(金) 22:30 | US | FRBボウマン理事講演 | 中 | – | – |
この時間以降に発表があるため、結果次第で値動きが変わる可能性があります。
明日の注目材料
- 19日はFX市場が週末の休場入りとなるため、主要通貨・ゴールドの新規の材料は限られます
- ビットコインは週末も24時間取引が続くため、規制動向や要人発言など突発的なニュースには引き続き注意が必要です
- 本日の日銀会合を受けた円売りの流れが週明けも続くかどうかが、来週序盤のドル円の焦点になりそうです
- ゴールドは実質金利の動向次第で強含みが続くか調整に入るか、来週の米指標発表にも注目です
まとめ
- ドル円は米金利低下を受けた売りが先行後、底堅い米指標で買い戻され155.907円(-0.19%)
- 本日18日は日銀が政策金利を1.25%に引き上げ、想定ほどタカ派的な内容でなかったため円売りが優勢となりドル円は157円台まで上昇する場面も
- ユーロドルは1.14747ドル(+0.10%)とわずかに上昇、ポンド円はイングランド銀行の据え置きを消化し208.343円(-0.32%)
- ゴールドは実質金利の低下を追い風に4341.75ドル(+1.82%)まで大きく上昇
- ビットコインは規制を巡る下落が一服し76537.59ドル(+0.47%)まで値を戻す
- 週末はFX市場が休場となるため、来週序盤の値動きは日銀会合後の円売りの継続性が焦点
このレポートを踏まえてトレードを始めたい方へ
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