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【日報】2026年9月19日:日銀31年ぶり利上げも円安進行、ビットコインは8万ドル台へ急伸

この記事を読むと、日銀の31年ぶり利上げにもかかわらず円安が進んだドル円・ポンド円の値動き、底堅さを見せたゴールド、8万ドル台まで急伸したビットコインの動き、そして週末を挟んだ来週の注目材料が3分でつかめます。

⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。

本日の値動き

以下は2026年9月18日(金)の24時間(UTC基準)の値動きです。ドル円は序盤、米長期金利の低下を手掛かりに155円台後半までじり安となりましたが、日銀が金融政策決定会合で政策金利を0.25%引き上げ1.25%とする決定を公表すると流れが一変。利上げ自体は市場予想通りだったものの、9人中2人が反対票を投じたことや、利上げペースの加速を強く示唆する内容ではなかったことから円売りが優勢となり、一時158円台まで急伸しました。その後はニューヨーク時間にかけて上げ幅を削り、156円台後半で着地しています。ポンド円もこの円安の流れに連れて上昇しました。ユーロドルは方向感に乏しい小動きにとどまっています。ゴールドは実質金利の低下や質への逃避需要から底堅く推移し、ビットコインはドル全般の軟化や節目突破をきっかけに8万ドル台まで大きく値を伸ばしました。

資産始値高値安値終値前日比
USD/JPY155.878158.05155.868156.838+0.6%
EUR/USD1.147061.149121.145431.1485+0.09%
GBP/JPY208.276211.272208.198210.097+0.84%
GOLD (XAU/USD)4342.734399.574334.364378.96+0.86%
BTC/USD76542.2281386.676242.6181081.68+5.94%

※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。

今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)

移動平均線の並びとダウ理論にもとづく機械的なトレンド判定は以下の通りです。

資産時間軸価格移動平均トレンドダウ理論
USD/JPY週足156.838下降バイアス下降トレンド継続
日足156.838レンジ下降トレンド継続
4時間足156.838上昇バイアス上昇トレンド継続
EUR/USD週足1.1485下降バイアス収束(保ち合いの可能性)
日足1.1485下降バイアス下降トレンド継続
4時間足1.1485下降トレンド(パーフェクトオーダー)収束(保ち合いの可能性)
GBP/JPY週足210.097下降バイアス下降トレンド継続
日足210.097下降バイアス下降トレンド継続
4時間足210.097上昇バイアス上昇トレンド継続
GOLD (XAU/USD)週足4378.96レンジ収束(保ち合いの可能性)
日足4378.96レンジ下降トレンド継続
4時間足4378.96上昇バイアス上昇トレンド継続
BTC/USD週足81135.46上昇バイアス下降トレンド継続
日足81135.46上昇トレンド(パーフェクトオーダー)拡大レンジ
4時間足81135.36上昇バイアス拡大レンジ

※価格はMT5データに基づくため、他チャートとは多少異なる場合があります。

ドル円は週足について自前の判定・他の代表的な指標のいずれも下降・売り優勢の評価で一致しています。日足は自前の判定がレンジ気味の下降トレンド継続としている一方、他の代表的な指標は中立にとどまっており、時間軸によって評価がやや割れている状況です。4時間足はどちらも上昇・買い優勢で一致しており、日銀の決定を受けた急伸はこの短期的な強さを反映した値動きといえます。高値と安値の値幅は2円以上に及び、前日比+0.6%という結果以上に振れ幅の大きな一日でした。

ユーロドルは自前の判定・他の代表的な指標のいずれも全ての時間軸で下降・売り優勢の評価がそろっています。前日比+0.09%とほぼ横ばいの値動きにとどまったのは、市場の関心が円クロスに集中していたことの表れといえます。

ポンド円は週足・日足で自前の判定・他の代表的な指標がともに下降・売り優勢の評価でそろっています。4時間足はどちらも上昇・買い優勢で一致しており、ドル円と同様に日銀の決定を受けた円安局面でこの強さが表れました。前日比+0.84%の上昇は、この短期的な地合いを裏付ける値動きです。

ゴールドは週足・日足について自前の判定がレンジ気味である一方、他の代表的な指標は買い優勢の評価としており、見方がやや割れています。4時間足はどちらも上昇・買い優勢で一致しており、前日比+0.86%の上昇はこの底堅さを裏付ける形です。実質金利とゴールドの関係については金トレードの基本ガイドで詳しく解説しています。

ビットコインは移動平均系の評価がどの時間軸も上昇・買い優勢で一致している一方、ダウ理論にもとづく自前の判定は下降トレンド継続や拡大レンジなど不安定な評価にとどまっています。総合的には上昇優勢の見方が多く、前日比+5.94%という大幅な上昇はこの強さを裏付ける値動きといえます。

値動きの背景

本日最大の材料は、日銀が18日の金融政策決定会合で公表した利上げ決定です。政策金利は0.25%引き上げられ1.0%程度から1.25%程度となり、1995年以来およそ31年ぶりの高水準に達しました。6月の利上げから3カ月ぶりの追加利上げで、決定は賛成7・反対2の賛成多数によるものでした。会合後の記者会見で日銀総裁は、2%の物価目標を安定的に達成するため政策金利の引き上げを続けていく方針を示し、連続利上げや利上げ幅の拡大についても物価の上振れリスク次第で排除しない考えを示しました。もっとも、声明文が利上げペースの加速を強く示唆する内容ではなかったことから「タカ派的な決定でありながらハト派的な受け止め」となり、円売りが優勢に。ドル円は発表直後に158円台まで急伸し、その後ニューヨーク時間にかけて上げ幅を削って156円台後半で着地しました。ポンド円もこの円安の流れに連れて上昇しています。世界的には、日米の中央銀行がそろって利上げに動いたことでインフレ抑制姿勢が意識され、株式や債券が売られる場面も見られました。

ゴールドは、日銀の利上げを受けたドル全般の軟化や、株式市場の不安定な値動きを受けた質への逃避需要が支えとなり、前日比+0.86%まで値を伸ばしました。実質金利や中央銀行の動向がゴールドの値動きに与える影響については金トレードの基本ガイドで詳しく解説しています。

ビットコインは、日銀の利上げ発表を受けたドル全般の軟化が追い風となったほか、直近安値からの戻りを支えていた上昇基調の技術的な節目を上抜けたことも意識され、前日比+5.94%と大幅に値を伸ばして8万ドル台まで上昇しました。大きく値を動かした後は利益の保全方法も気になるところです。仮想通貨ウォレット比較では、代表的なウォレットの選び方をまとめています。

明日の注目材料

  • 週末はFX主要通貨の取引が休場となるため、日銀の利上げ決定を市場がどう消化したかは、月曜早朝のオセアニア市場や東京市場の寄り付きで改めて確認する形になります
  • 日銀総裁が示した「連続利上げや利上げ幅拡大を排除しない」との発言のニュアンスを、来週にかけて市場がどう織り込み直すかがドル円・ポンド円の方向性を左右しそうです
  • ビットコインは24時間取引のため、週末の薄い流動性の中でも8万ドル台を維持できるかが目先の焦点です
  • 米長期金利の動向や当局者の発言が、来週にかけてゴールドやドル円の次の方向感を左右する材料になりそうです

まとめ

  • ドル円は日銀の0.25%利上げ(政策金利1.25%、31年ぶりの高水準)後に一時158円台まで急伸するも、156.838円(+0.6%)まで上げ幅を削って着地
  • ポンド円も円安の流れに連れて210.097円(+0.84%)まで上昇、ユーロドルは1.1485ドル(+0.09%)とほぼ横ばい
  • ゴールドはドル全般の軟化と質への逃避需要から4378.96ドル(+0.86%)まで上昇
  • ビットコインはドル軟化と節目突破が意識され、81081.68ドル(+5.94%)まで大幅高
  • トレンド判定ではユーロドル・ポンド円・ゴールドの4時間足で自前判定・他の代表的な指標がそろう一方、ドル円・ゴールドの日足はやや評価が割れている
  • 週末を挟み、日銀総裁発言の織り込み直しと米長期金利の動向が来週序盤の値動きを左右する注目材料

このレポートを踏まえてトレードを始めたい方へ

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