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【日報】2026年9月17日:FOMCタカ派利上げでドル円156円台に急伸、ビットコインは規制不透明感後に一服

この記事を読むと、FOMCの想定以上にタカ派な追加利上げ観測を受けたドル円の156円台への急伸、実質金利の上昇に押されたゴールドの値動き、規制法案否決後の下落が一服したビットコインの動き、そして今夜控えるイングランド銀行の政策金利発表を含めた本日の注目材料が3分でつかめます。

⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。

本日の値動き

以下は2026年9月16日(水)の24時間(UTC基準)の値動きです。日本時間17日3時に結果が公表されたFOMCを境に相場が大きく動きました。発表直前は米長期金利の低下を手掛かりにドル円は一時154円台後半まで下押ししましたが、想定を上回るタカ派な内容を受けてドル買いが加速し、156円台半ばまで急伸しています。ユーロドルもこのドル全面高の流れに押されて1.14円台まで水準を切り下げました。ポンド円は限られた値幅にとどまり、今夜のイングランド銀行の政策金利発表を控えて様子見ムードが強い状況です。ゴールドは実質金利の先高観が重荷となり上値を抑えられ、ビットコインは前日までの規制法案を巡る下落が一服し、わずかに値を戻しています。

資産始値高値安値終値前日比
USD/JPY155.023156.385154.826156.209+0.76%
EUR/USD1.153671.15561.146031.14634-0.67%
GBP/JPY208.929209.466208.345209.022+0.01%
GOLD (XAU/USD)4294.84368.044235.134264.18-0.7%
BTC/USD75921.0576547.2275050.9676177.08+0.34%

※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。

今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)

移動平均線の並びとダウ理論にもとづく機械的なトレンド判定は以下の通りです。

資産時間軸価格移動平均トレンドダウ理論
USD/JPY週足156.271下降バイアス下降トレンド継続
日足156.271下降バイアス下降トレンド継続
4時間足156.271上昇バイアス上昇トレンド継続
EUR/USD週足1.14651下降バイアス収束(保ち合いの可能性)
日足1.14651下降バイアス下降トレンド継続
4時間足1.14651下降トレンド(パーフェクトオーダー)下降トレンド継続
GBP/JPY週足209.073下降バイアス下降トレンド継続
日足209.073下降バイアス拡大レンジ
4時間足209.073上昇バイアス収束(保ち合いの可能性)
GOLD (XAU/USD)週足4266.14下降バイアス収束(保ち合いの可能性)
日足4266.14下降バイアス下降トレンド継続
4時間足4266.14下降トレンド(パーフェクトオーダー)収束(保ち合いの可能性)
BTC/USD週足75663.06レンジ下降トレンド継続
日足75663.06レンジ下降トレンド継続
4時間足75663.06下降バイアス下降トレンド継続

※価格はMT5データに基づくため、他チャートとは多少異なる場合があります。

ドル円は自前の判定・他の代表的な指標のいずれも週足・日足がそろって下降優勢、4時間足はそろって上昇優勢となっており、全ての時間軸で見方が一致しています。FOMC後の急伸はこの短期的な強さが表れた値動きといえ、前日比+0.76%の上昇はこれを裏付ける形です。

ユーロドルは自前の判定・他の代表的な指標のいずれも全ての時間軸で下降・売り優勢の評価がそろっています。週足はダウ理論こそ保ち合いを示唆するものの、移動平均は下降バイアスを維持しており、上値の重さが意識されやすい状況です。FOMC後のドル全面高を受けた前日比-0.67%の下落は、この地合いと整合的な値動きといえます。

ポンド円は週足・日足で自前の判定・他の代表的な指標がともに下降・売り優勢の評価でそろっています。一方4時間足は自前の判定が上昇バイアス〜保ち合いである一方、他の代表的な指標は移動平均系こそ買いですが総合では中立にとどまっており、方向感がやや定まりにくい状況です。前日比+0.01%とほぼ横ばいの値動きは、今夜のイングランド銀行の政策金利発表を控えた様子見ムードを反映したものといえます。

ゴールドは週足・日足で自前の判定・他の代表的な指標がともに下降・売り優勢の評価でそろっています。4時間足はダウ理論こそ保ち合いを示す一方、移動平均はパーフェクトオーダーの下降配列となっており、他の代表的な指標も売り評価で一致しています。FOMC後の実質金利上昇を受けた前日比-0.7%の下落は、この上値の重い地合いを裏付ける値動きです。

ビットコインは自前の判定・他の代表的な指標のいずれも週足・日足が方向感に乏しい中立〜レンジの評価となっており、4時間足はともに下降・売り優勢の評価がそろっています。前日の規制法案否決を受けた下落から一服し、前日比+0.34%とわずかに値を戻す動きとなりました。

値動きの背景

ドル円とユーロドルは、日本時間17日未明に結果が公表されたFOMCが最大の材料となりました。政策金利は市場予想通り0.25%引き上げられ3.75%〜4.00%となり全会一致で決定されましたが、同時に公表された金利見通し(ドットプロット)では参加者の大半が年内あと1回の追加利上げを見込む結果となり、想定以上にタカ派な内容と受け止められました。発表直前には米長期金利の低下を手掛かりに一時154円台後半まで売られたドル円でしたが、発表後は米金利の急伸を受けたドル買いが優勢となり156円台半ばまで急伸しています。ユーロドルもこのドル全面高の流れに押され、1.14円台まで水準を切り下げました。ポンド円は限られた値幅にとどまっており、今夜20時に発表を控えるイングランド銀行の政策金利発表を見極めたいという様子見ムードが強い状況です。

ゴールドは、FOMC後の米金利上昇を受けて実質金利の先高観が強まったことが重荷となり、前日比-0.7%まで値を下げました。実質金利の動向がゴールドの値動きに与える影響については金トレードの基本ガイドで詳しく解説しています。

ビットコインは、15日に米上院でデジタル資産市場のルールを定める「クラリティ法案」の審議入りが賛成49・反対50の僅差で否決されたことを受けて7万5000ドル台まで売られていましたが、16日にかけては下げ止まりの動きとなり、前日比+0.34%とわずかに値を戻しています。規制を巡る不透明感は今後も相場の振れ要因になりやすいだけに、入出金や保管の仕組みを事前に押さえておくことも大切です。仮想通貨入出金ガイドではつまずきやすいポイントをまとめています。

本日の重要経済指標

日時指標名重要度予想前回
09/17(木) 18:00CN外国直接投資(年初来累計、前年比)-6.2%
09/17(木) 20:00GBMPC利下げ票数00
09/17(木) 20:00GBイングランド銀行政策金利発表3.75%3.75%
09/17(木) 20:00GBMPC据え置き票数66
09/17(木) 20:00GBMPC利上げ票数33
09/17(木) 20:00GBMPC議事要旨
09/17(木) 21:30US新規失業保険申請件数20.8万件20.6万件
09/17(木) 21:30USフィラデルフィア連銀製造業景況指数30.547.4
09/17(木) 21:30US建設許可件数(前月比・速報)+4.3%
09/17(木) 21:30US住宅着工件数(前月比)-12.4%
09/17(木) 21:30US住宅着工件数(年率)131万件123.9万件
09/17(木) 21:30US建設許可件数(年率・速報)141万件143.3万件
09/17(木) 23:00US中古住宅販売保留指数(前年比)-2.2%
09/17(木) 23:00US中古住宅販売保留指数(前月比)+2.0%-2.3%

重要度の高い指標としては、21:30発表の米8月住宅着工件数・建設許可件数に加え、20:00に発表されるイングランド銀行の政策金利発表が焦点です。市場では3.75%での据え置きが予想されていますが、MPCメンバーの票数配分や議事要旨の内容次第では、ポンド円を中心に値動きが大きくなる可能性があります。この時間以降に発表があるため、結果次第で値動きが変わる可能性があります。

明日の注目材料

  • 18日8:30発表の日本8月全国消費者物価指数。コアCPIは市場予想+1.8%(前回+1.8%)で、日銀の判断材料の一つとなります
  • 18日12:00公表の日銀金融政策決定会合の結果。市場予想は政策金利を1.00%から1.25%への引き上げで、ドル円・ポンド円への影響に注意が必要です
  • 18日15:00発表の英8月小売売上高(前月比は市場予想-0.2%、前回-0.5%)
  • 18日19:30予定のECBラガルド総裁講演
  • 18日22:15発表の米8月鉱工業生産(前月比、市場予想+0.3%)、22:30予定のFRBボウマン理事講演

まとめ

  • ドル円はFOMCのタカ派な追加利上げ観測を受けたドル買いで156.209円(+0.76%)まで上昇
  • ユーロドルはドル全面高の流れに押され1.14634ドル(-0.67%)まで下落、ポンド円は209.022円(+0.01%)とほぼ横ばい
  • ゴールドは実質金利の上昇を受けて4264.18ドル(-0.7%)まで下落
  • ビットコインは規制法案否決後の下落が一服し76177.08ドル(+0.34%)までわずかに反発
  • トレンド判定ではドル円・ユーロドル・ゴールドが全時間軸で自前判定・他の代表的な指標がそろう一方、ポンド円の4時間足は評価が割れている
  • 本日20:00のイングランド銀行政策金利発表(据え置き予想)と、18日12:00の日銀金融政策決定会合(利上げ予想)が今後の最大の注目材料

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