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【週報】2026年10月31日号:ドル円は157円台で保ち合い、ゴールドは下降トレンド継続

ドル円は157円台半ばで方向感を探る一方、ゴールドは週足・日足・4時間足のすべてで下降トレンドが続いています。来週は米中間選挙、ISM景況指数、英国の政策金利発表、そして金曜の米雇用統計と、材料が目白押しです。

⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。

今週のトレンド一覧

資産(終値)週足日足4時間足
USD/JPY(157.505)下降バイアス/下降トレンド継続レンジ/収束(保ち合いの可能性)下降バイアス/下降トレンド継続
EUR/USD(1.11658)下降バイアス/下降トレンド継続下降トレンド(パーフェクトオーダー)/下降トレンド継続レンジ/上昇トレンド継続
GBP/JPY(210.96)下降バイアス/下降トレンド継続上昇バイアス/収束(保ち合いの可能性)上昇バイアス/上昇トレンド継続
GOLD(3,876.91ドル)下降バイアス/下降トレンド継続下降トレンド(パーフェクトオーダー)/下降トレンド継続下降トレンド(パーフェクトオーダー)/下降トレンド継続
BTC/USD(77,411.2ドル)上昇バイアス/上昇トレンド継続下降バイアス/拡大レンジ下降トレンド(パーフェクトオーダー)/下降トレンド継続
各セルは「移動平均線による判定/ダウ理論による判定」の順です。

※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。

USD/JPYは、週足と4時間足が下降バイアス、日足はレンジで保ち合いの形です。他の代表的な指標でも、週足は「中立」、日足と4時間足は「売り」という評価で、大きな方向感が出にくい局面と読み取れます。移動平均線の位置関係を確認する際は移動平均線の解説も参考になります。

EUR/USDは週足・日足とも下降トレンドで、日足は移動平均線がパーフェクトオーダーの形です。一方、4時間足のダウ理論は上昇トレンド継続で、大きな流れは下向き、短い時間軸では戻りを試す動きという構図です。テクニカル面でも、週足・日足・4時間足のいずれも「売り」で揃っています。

GBP/JPYは時間軸で見方が割れています。週足は下降バイアスですが、日足と4時間足は上昇バイアスです。別の指標でも、週足は「中立」、日足は「買い」、4時間足は「強い買い」と、短い時間軸ほど強気に傾いています。

ゴールドは全時間軸で下降トレンド継続。日足・4時間足はパーフェクトオーダーで、他の指標でも日足は「強い売り」です。4時間足のRSIは23.1まで低下しており、下落の勢いが強い反面、短期的には売られすぎ水準に入っている点も意識したいところです。

BTC/USDは週足こそ上昇トレンドを保っていますが、日足は拡大レンジ、4時間足は下降トレンドと、短期は重い展開です。別の指標でも週足「中立」、日足・4時間足「売り」と、長短で温度差があります。

主要中銀の政策金利と金利差

今週は主要中銀の会合が続きました。いずれも結果は据え置きです。

  • 米国(FRB):10月28日の会合で政策金利(誘導目標の上限)を4.00%に据え置きました。9月16日には0.25%の利上げを決めています。
  • ECB:10月29日の会合で主要リファイナンス金利を2.65%(中銀預金金利は2.50%)に据え置きました。9月10日には利上げを決定しています。
  • 日銀:10月30日の会合で政策金利を1.25%に据え置きました。9月18日には利上げを決めています。
  • 英国(BOE):直近の9月17日会合は3.75%で据え置きでした。次回は11月5日で、市場予想は4.00%への利上げです(あくまで予想で、決定ではありません)。

金利差をトレンド一覧の通貨ペアと対応させて見ると、USD/JPYの日米金利差は、9月にFRBと日銀がともに0.25%利上げしたため大きくは変わらず、足元も横ばいです。日足が保ち合いになっている背景のひとつとして、金利差が動かない状況が意識されるかもしれません。GBP/JPYの英日金利差は、日銀が9月に利上げした後に縮小しており、週足が下降バイアスである点と整合的です。EUR/USDは、ECBの利上げ後もドル側の金利水準が上回る状態が続き、金利差は横ばいです。政策金利発表の見方は、政策金利とFOMC・日銀会合の見方でまとめています。

ドル円を動かしている材料

今週のドル円は、FRB・ECB・日銀の3会合がいずれも据え置きに終わり、金利面から大きく動く材料が乏しい週でした。日足がレンジ・保ち合いの形になっているのも、この流れと合致します。

週末にかけては、来週に控える米中間選挙の結果を受けた値動きへの警戒が意識されています。選挙は市場参加者が積極的にポジションを持ちにくいイベントでもあり、結果次第で週明け以降に動きが出る可能性があります。

ゴールドについては、AI関連株の下落をきっかけに、現金確保を目的とした売りが広がったとの見方が出ています。

今週の主要経済指標

  • 10月28日:FOMC。政策金利を据え置き(誘導目標の上限4.00%)
  • 10月29日:ECB理事会。主要リファイナンス金利2.65%で据え置き
  • 10月30日:日銀金融政策決定会合。政策金利1.25%で据え置き

来週の重要経済指標

日時(日本時間)国指標名重要度予想前回
11/02(月) 10:45中国RatingDog製造業PMI高51.652.1
11/03(火) 00:00米国ISM製造業景況指数高54.754.5
11/03(火) 09:00米国中間選挙高--
11/04(水) 00:00米国JOLTS求人件数高7.17.079
11/04(水) 19:00ユーロ圏消費者物価指数(前年比・速報値)高3.93.8
11/05(木) 00:00米国ISM非製造業(サービス業)景況指数高54.854.9
11/05(木) 21:00英国BOE政策金利発表高4.00%3.75%
11/06(金) 22:30米国非農業部門雇用者数高6.5万人2.9万人
11/06(金) 22:30米国失業率高4.2%4.2%

来週のシナリオ

メインシナリオは、週前半の米ISM製造業景況指数と中間選挙を消化しながら、週後半の英国の政策金利発表と米雇用統計に向けて様子見ムードが強まる展開です。ドル円は日足が保ち合いの形のため、材料が出るまではレンジ内の動きになりやすいと考えられます。

サブシナリオとして、米雇用統計の結果が予想(非農業部門雇用者数6.5万人増、失業率4.2%)から大きく外れた場合は、ドル円・ユーロドル・ゴールドが同時に動く可能性があります。雇用統計の見方や過去の発表後の値動きは、米雇用統計の見方で確認できます。また、BOEが市場予想どおり利上げすればGBP/JPYの短期的な強さを後押しし、据え置きなら反対の動きとなることも想定されます。ゴールドは下落の勢いが強いぶん、売られすぎからの反発にも注意が必要です。

まとめ

  • ドル円は日足が保ち合い。FRB・日銀とも据え置きで、日米金利差は横ばい
  • EUR/USDとゴールドは下降トレンドが続き、テクニカル面でも売り評価で揃っている
  • GBP/JPYは短い時間軸ほど強気で、週足とは見方が割れている
  • BTC/USDは週足の上昇基調に対し、日足・4時間足は弱い
  • 来週は米中間選挙、BOE、米雇用統計が焦点。指標前後は値動きが荒くなりやすいため、ロットと損切り位置を事前に確認しておく

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