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【日報】2026年9月24日:米金利急上昇でドル高、ドル円158円台・金とビットコインは下落

この記事を読むとこうなります:9月23日にドル円が158円台へ上昇し、金・ビットコインが下落した理由がわかります。週足〜4時間足のトレンドを一覧で確認でき、本日このあと控える米指標・FRB関係者の発言予定と、明日の注目材料まで一度に把握できます。

⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。

本日の値動き

下の表は、2026年9月23日(水)の24時間(UTC基準の日足)の値動きです。ドル円は上昇した一方、ユーロドル・金・ビットコインはそろって下落し、ドル高がはっきり表れた一日でした。

銘柄始値高値安値終値前日比
USD/JPY157.330158.395157.304158.262+0.59%
EUR/USD1.144531.144921.136961.13802-0.56%
GBP/JPY209.950210.175209.421209.571-0.21%
GOLD (XAU/USD)4,358.844,369.324,274.764,287.40-1.63%
BTC/USD86,250.1487,265.7283,486.5084,212.85-2.34%

※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。

ドル円は157.30円付近から158.39円まで約1.1円上昇し、ほぼ高値圏で引けました。ユーロドルは1.14台半ばから1.1370ドル付近まで押し下げられ、金は4,274ドル台まで下落。ビットコインも一時83,486ドルまで売られ、8万4千ドル台前半で取引を終えています。

今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)

銘柄時間足価格移動平均線ダウ理論
USD/JPY週足158.258レンジ下降トレンド継続
日足158.259レンジ下降トレンド継続
4時間足158.259上昇バイアス上昇トレンド継続
EUR/USD週足1.1384下降バイアス収束(保ち合いの可能性)
日足1.1384下降バイアス下降トレンド継続
4時間足1.1384下降トレンド(パーフェクトオーダー)下降トレンド継続
GBP/JPY週足209.564下降バイアス下降トレンド継続
日足209.564下降バイアス下降トレンド継続
4時間足209.564レンジ下降トレンド継続
GOLD (XAU/USD)週足4,289.28下降バイアス収束(保ち合いの可能性)
日足4,289.28下降バイアス下降トレンド継続
4時間足4,289.28下降バイアス下降トレンド継続
BTC/USD週足84,532.58上昇バイアス拡大レンジ
日足84,532.58上昇トレンド(パーフェクトオーダー)拡大レンジ
4時間足84,532.58レンジ下降トレンド継続

※価格はMT5データに基づくため、他チャートとは多少異なる場合があります。

USD/JPYは、週足・日足では移動平均線がレンジ、ダウ理論では下降トレンド継続と判定される一方、4時間足だけが上昇トレンドに転じています。テクニカル面の総合評価も週足「買い」・日足「中立」・4時間足「買い」と、時間軸によって評価が割れている状態です。短期の上昇が上位足の流れを塗り替えるのか、それとも戻りにとどまるのかの分かれ目にあり、こうした局面ではマルチタイムフレーム分析で上位足と下位足の向きを整理しておくと判断がぶれにくくなります。

EUR/USDは4時間足が移動平均線のパーフェクトオーダー(下降)を形成し、日足・4時間足ともダウ理論で下降トレンド継続です。別の指標で見ても週足・日足・4時間足すべてが総合評価「売り」で、見方が揃っています。ただし日足・4時間足ともRSIが30を下回る水準まで下がっており、短期的には売られすぎによる戻りにも注意が必要です。

GBP/JPYは週足・日足で下降バイアス、4時間足はレンジながらダウ理論は下降継続。他の代表的な指標でも全時間足が「売り」で、戻り売り目線が優勢な形です。

GOLDは日足・4時間足で下降バイアスかつ下降トレンド継続。テクニカル面でも日足・4時間足は「売り」ですが、週足は「中立」で、ダウ理論も収束(保ち合いの可能性)と判定されています。大きな流れはまだ方向感を探っている段階と見られます。

BTC/USDは日足の移動平均線がパーフェクトオーダー(上昇)を保ち、テクニカル面の総合評価も全時間足で「買い」です。一方で4時間足のダウ理論は下降トレンド継続に変わっており、上位足の上昇基調の中で短期的な調整が入っている構図です。

値動きの背景

23日の相場を動かした最大の材料は、米国の景況感の強さでした。ロイター等の報道によると、9月の米S&Pグローバル総合PMI(速報値)は58.4と8月の56.0から上昇し、2021年7月以来の高水準となりました。新規受注の伸びが目立つ内容で、景気の底堅さが改めて確認された形です。

これを受けてFRBの追加利上げ観測が強まり、米10年債利回りは5.1%台まで上昇。報道では2007年以来の高水準と伝えられています。10月の利上げを織り込む確率も、指標発表前の5割強から7割超へ高まったとされ、FRB関係者のタカ派的な発言もドル買いを後押ししました。

金利上昇はそのままドル高につながり、ドル円は158円台へ上昇。一方でユーロドルは1.13台後半まで下落し、ポンド円も小幅安となりました。ドル円については、160円に近づくにつれて日本の通貨当局による介入への警戒も意識されていると伝えられており、上値を追う動きには慎重さも見られます。

金は、ドル高と米金利上昇という逆風がそろったことで4,200ドル台後半まで下落しました。利息を生まない金は、金利が上がると相対的な魅力が薄れやすいという特徴があります。こうした金の値動き要因については金トレードの基本でくわしく解説しています。なお、中東情勢をめぐる緊張緩和への期待から原油価格が落ち着いていることも、安全資産としての金の買いを控えさせる要因として挙げられています。

ビットコインは直近で大きく上昇していた反動もあり、金利上昇による株安(米国ではナスダック総合指数が1%超下落)とともにリスク資産全般の売りに押されました。米国の利上げ観測が続くなかで、価格変動の大きさには引き続き注意が必要です。

本日の重要経済指標

日時国指標名重要度予想前回
09/24(木) 09:00US米中首脳会談(トランプ大統領・習近平国家主席)高——
09/24(木) 09:00US国連総会中——
09/24(木) 09:30JP製造業PMI(速報値)中5554.9
09/24(木) 09:30JPサービス業PMI(速報値)中—52.5
09/24(木) 13:00EU新車登録台数(前年比)中——
09/24(木) 13:00EU新車登録台数(前年比)中—13.6
09/24(木) 17:10USウィリアムズ氏(FRB)講演中——
09/24(木) 19:00GBCBI小売売上高調査中-50-48
09/24(木) 21:00USバーキン氏(FRB)講演中——
09/24(木) 21:30US経常収支中-255-226.8
09/24(木) 21:30US新規失業保険申請件数中201196
09/24(木) 21:50USハマック氏(FRB)講演中——
09/24(木) 23:00US新築住宅販売件数中0.620.607
09/24(木) 23:00US新築住宅販売件数(前月比)中—-10.5
09/24(木) 23:10USポールソン氏(FRB)講演中——

これらはこの時間以降に発表・開催が予定されているため、結果や発言内容次第で値動きが変わる可能性があります。特に利上げ観測が高まっている局面だけに、FRB関係者の講演が続く夜間の時間帯は発言ひとつで相場が振れやすくなります。

明日の注目材料

  • 米耐久財受注(前月比):9/25(金) 21:30、予想-0.4%・前回1.1%(重要度「高」)。輸送用機器を除くベースは予想0.6%・前回0.4%
  • 米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値):9/25(金) 23:00、予想47.6・前回51.7
  • 英GfK消費者信頼感指数:9/25(金) 08:01、予想-16・前回-14
  • 米中首脳会談の結果と、それを受けた市場のリスク選好の変化
  • ドル円の160円接近に伴う介入警戒と、米長期金利の水準

まとめ

  • 米PMIの上振れで利上げ観測が強まり、米10年債利回りが5.1%台へ上昇。ドルが幅広く買われた
  • ドル円は158.26円(+0.59%)で引け、4時間足は上昇トレンド継続。ただし週足・日足の判定はまだ上昇に転じていない
  • ユーロドルは全時間足で売り優勢の形だが、RSIは売られすぎ水準に近く短期的な戻りにも注意
  • 金は-1.63%、ビットコインは-2.34%と、金利上昇とドル高の影響を受けて下落
  • 本日はFRB関係者の講演が相次ぎ、明日は米耐久財受注が控える。発言や結果次第で流れが変わる可能性がある

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