【日報】2026年7月22日:ドル円163円台で高値圏維持、中東情勢の緊迫化が焦点
この記事を読むとこうなります
→ 本日のドル円・ユーロドル・ポンド円・ゴールド・ビットコインの値動きが数字で分かります
→ 週足・日足・4時間足それぞれのトレンドが一目で分かります
→ 本日の値動きの背景と、明日以降に注目すべき材料が分かります
⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。
本日の値動き
2026年7月22日時点のOHLC(始値・高値・安値・終値)と前日比は以下の通りです。
| 資産 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | 162.447 | 163.231 | 162.389 | 163.13 | +0.41% |
| EUR/USD | 1.14081 | 1.14283 | 1.13966 | 1.13974 | -0.11% |
| GBP/JPY | 218.168 | 218.722 | 217.518 | 218.231 | +0.0% |
| GOLD (XAU/USD) | 4010.05 | 4086.51 | 3999.8 | 4077.74 | +1.75% |
| BTC/USD | 65353.82 | 66946.62 | 65078.26 | 66407.2 | +1.62% |
本日は資産によって値動きにばらつきが出ました。ドル円は162.389円から163.231円まで値を伸ばし、終値は163.13円(前日比+0.41%)。前日のニューヨーク市場で162円台から163円台まで上昇し1986年以来の高値水準をつけた流れを引き継ぎ、上値を試す展開となっています。ユーロドルは1.140ドル近辺で前日比-0.11%とわずかに軟化、ポンド円は218.231円とほぼ横ばいでした。ゴールドは3,999円台から4,086円台まで大きく値を伸ばし前日比+1.75%、ビットコインも65,078円台から66,946円台まで上昇し前日比+1.62%と、ゴールド・ビットコインともにしっかりとした上昇を見せた一日となりました。
今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)
移動平均線の並び(パーフェクトオーダーなど)とダウ理論による高値・安値の切り上げ/切り下げ判定をもとにした、各時間足のトレンド状況です。
| 資産 | 時間軸 | 価格 | 移動平均トレンド | ダウ理論 |
|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | 週足 | 163.201 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 上昇トレンド継続 |
| 日足 | 163.201 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 上昇トレンド継続 | |
| 4時間足 | 163.201 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 上昇トレンド継続 | |
| EUR/USD | 週足 | 1.140 | 下降バイアス | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 1.140 | 下降トレンド(パーフェクトオーダー) | 上昇トレンド継続 | |
| 4時間足 | 1.140 | 下降トレンド(パーフェクトオーダー) | 下降トレンド継続 | |
| GBP/JPY | 週足 | 218.267 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 上昇トレンド継続 |
| 日足 | 218.267 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 上昇トレンド継続 | |
| 4時間足 | 218.267 | レンジ | 下降トレンド継続 | |
| GOLD (XAU/USD) | 週足 | 4080.71 | 下降バイアス | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 4080.71 | レンジ | 収束(保ち合いの可能性) | |
| 4時間足 | 4080.71 | 上昇バイアス | 拡大レンジ | |
| BTC/USD | 週足 | 66281.01 | 下降バイアス | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 66281.01 | 上昇バイアス | 上昇トレンド継続 | |
| 4時間足 | 66280.68 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 拡大レンジ |
ドル円とポンド円は週足・日足・4時間足のすべてで移動平均線が上向きに並ぶ「パーフェクトオーダー」かつダウ理論も上昇トレンド継続で一致しており、中期的な上昇基調がもっとも素直に出ている2資産です。ただしポンド円は4時間足のみ「レンジ」+「下降トレンド継続」となっており、短期的には上値を試しづらい調整局面に入っている点に注意が必要です。ユーロドルは移動平均線がほぼ全時間軸で下降を示す一方、日足のダウ理論は「上昇トレンド継続」と逆行しており、方向感が定まりにくい状態です。ゴールドは週足で下降バイアスが残るものの、日足は「レンジ(収束)」、4時間足は「上昇バイアス・拡大レンジ」となっており、下落一服から反発を試す動きが出てもおかしくない位置にあります。ビットコインは週足の下降バイアスに対し、日足・4時間足は上昇方向の判定が優勢で、4時間足は拡大レンジとなっているため短期的な値動きの荒さが増しやすい点は引き続き意識しておきたいところです。
値動きの背景
外為どっとコムやみんかぶ、財経新聞などの報道によると、21日(火)のニューヨーク市場でドル円は162円70銭から163円04銭まで上昇し、1986年以来の高値水準をつけました。背景には、米国とイランの軍事衝突が10日目に入り、トランプ大統領がさらなる攻撃強化の可能性を警告したことで原油価格が上昇し、インフレ懸念と年内利上げ観測を強めたことが挙げられます。原油ショックが日本経済に影響を与えるとの懸念から円売りも強まり、ドル買い・円売りの両方向から163円台への上昇を後押ししました。本日22日は日本の6月貿易統計の発表が予定されており、原油高による輸入額の押し上げで貿易赤字が拡大した場合、財政悪化への懸念とあわせて円売り材料として意識される可能性があります。
ゴールドの底堅さについては、米国とイランの軍事衝突の長期化を背景とした「有事の金買い」需要が下支えとなっている一方、原油高によるインフレ懸念が年内利上げ観測を強め金利を生まない金の相対的な魅力を下げる方向にも働いており、この綱引きの中でも本日は+1.75%としっかり上昇しました。ビットコインについては、複数の市場情報サイトで、中東地政学リスクの高まりを受けて市場全体がリスクオフ姿勢を強めていると指摘される場面もありましたが、本日のOHLCベースでは+1.62%としっかりと上昇しました。
明日の注目材料
- 本日発表の日本6月貿易統計の結果と、原油高による輸入額増加が貿易赤字・財政懸念を通じて円売り材料として意識されるか
- 米国とイランの軍事衝突が10日目を超えて続く中、トランプ大統領が示唆するさらなる攻撃強化の有無と地政学リスクの帰趨
- 原油価格の一段の上昇によるインフレ懸念の高まりと、年内利上げ観測の強まり方
- 1986年以来の高値水準をつけたドル円が163円台でどこまで上値を伸ばすか、ポンド円の4時間足の調整が続くか
まとめ
- 本日はドル円163.13円(+0.41%)、ユーロドル1.140ドル(-0.11%)、ポンド円218.231円(+0.0%)とドル円が上値を伸ばす一日
- ゴールドは4,077.74ドル(+1.75%)としっかり上昇、ビットコインも66,407.20ドル(+1.62%)と大きく値を上げる
- ドル円・ポンド円は週足・日足・4時間足で上昇のパーフェクトオーダーを維持し中期的な上昇基調が継続、ただしポンド円は4時間足で調整の兆し
- 米国とイランの軍事衝突が10日目に入り、原油高・インフレ懸念を通じたドル買い・円売りが相場の主なドライバーに
- 本日発表の日本6月貿易統計の内容と、中東情勢の一段のエスカレーションの有無が引き続き焦点
このレポートを踏まえてトレードを始めたい方へ
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