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【日報】2026年9月15日:原油急騰と長期金利上昇でドル円154円台、ビットコインは7万9000ドル台に回復

この記事を読むと、原油急騰と米長期金利の上昇を背景にしたドル円の154円台乗せ、7万9000ドル台まで回復したビットコインの値動き、そしてユーロドル・ポンド円・ゴールドを含めた今週の目線が3分でつかめます。

⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。

本日の値動き

以下は2026年9月14日(月)の24時間の値動きです。AI関連銘柄への過熱懸念から株式市場が動揺し、原油価格が急騰して米長期金利が上昇する展開となりました。ドル買いが優勢となる中、ドル円は154円台後半、ポンド円も208円台後半まで値を上げています。ゴールドは実質金利の上昇が重荷となって反落した一方、ビットコインは下げ渋りから切り返し、7万9000ドル台まで値を戻しました。

資産始値高値安値終値前日比
USD/JPY153.506154.995153.318154.287+0.54%
EUR/USD1.159121.159691.152271.15473-0.43%
GBP/JPY207.668208.766207.388208.319+0.33%
GOLD (XAU/USD)4330.444355.334253.684298.71-1.15%
BTC/USD77334.7779586.8976374.7679090.23+2.28%

※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。

今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)

移動平均線の並びとダウ理論にもとづく機械的なトレンド判定は以下の通りです。

資産時間軸価格移動平均トレンドダウ理論
USD/JPY週足154.241下降バイアス下降トレンド継続
日足154.241下降バイアス拡大レンジ
4時間足154.241レンジ上昇トレンド継続
EUR/USD週足1.15511レンジ収束(保ち合いの可能性)
日足1.15511レンジ下降トレンド継続
4時間足1.15511下降バイアス下降トレンド継続
GBP/JPY週足208.293下降バイアス下降トレンド継続
日足208.293下降バイアス拡大レンジ
4時間足208.293レンジ下降トレンド継続
GOLD (XAU/USD)週足4295.13下降バイアス収束(保ち合いの可能性)
日足4295.13レンジ下降トレンド継続
4時間足4295.13下降バイアス下降トレンド継続
BTC/USD週足78550.86レンジ下降トレンド継続
日足78550.86レンジ下降トレンド継続
4時間足78550.86上昇バイアス収束(保ち合いの可能性)

※価格はMT5データに基づくため、他チャートとは多少異なる場合があります。

ドル円は自前の判定で週足・日足がそろって下降バイアス、他の代表的な指標でも週足が売り、日足は「強い売り」(総合スコア-0.529)と中期的な下値模索の見方が一致しています。一方で4時間足は自前の判定が「レンジ」、ダウ理論は「上昇トレンド継続」となっており、他の代表的な指標の「売り」評価とは温度差があり、短期的には強弱が入り混じりやすい状況です。

ユーロドルは自前の判定・他の代表的な指標のいずれも週足は方向感に乏しい中立圏となっています。日足・4時間足は自前の判定(レンジ〜下降バイアス)・他の代表的な指標(売り)のいずれも下値方向で足並みがそろっており、上値の重さが意識されやすい状況です。

ポンド円は自前の判定・他の代表的な指標のいずれも週足・日足で売り優勢の評価がそろっています。4時間足は自前の判定ではレンジですが、他の代表的な指標のスコアもほぼ中立に近く(-0.088)、方向感を探る展開です。

ゴールドは自前の判定・他の代表的な指標のいずれも週足・日足・4時間足のすべてで売り優勢の評価がそろっており、なかでも4時間足のスコアは-0.491ともっとも下押しが強く、前日比-1.15%の反落と整合的です。

ビットコインは自前の判定では週足・日足がレンジと方向感に乏しいものの、他の代表的な指標では週足・日足・4時間足のすべてで買い優勢の評価がそろっています。前日比+2.28%の上昇や下げ渋りからの切り返しを踏まえると、自前の判定が他の代表的な指標に追いつく形で強含みやすい状況です。

値動きの背景

ドル円は、AI関連銘柄への過熱懸念をきっかけとした株式市場の動揺と、原油価格の急騰を受けた米長期金利の上昇を手掛かりに154円台後半まで強含みました。AI CEOによる警告をきっかけに株安が進み、それが原油・債券市場での値動きに拍車をかけるという構図が続いており、インフレ再燃を意識した金利先高観がドル買いを支えています。ポンド円もドル円と同様の流れを受けて上昇しました。一方でユーロドルはドル全面高の流れに押され、軟調な推移となっています。

ゴールドは、株式相場の下落という点では本来逃避買いが入りやすい局面でしたが、米長期金利の上昇に伴う実質金利の上振れが重荷となり、前日比-1.15%の反落となりました。実質金利や中央銀行の金購入動向などゴールドの値動きを左右する要因については金トレードの基本ガイドで詳しく解説しています。

24時間取引が続くビットコインは、著名投資家からの弱気な発言も出ていた中で一時7万6300ドル台まで下押しする場面がありましたが、下げ渋ってからは切り返しを強め、7万9000ドル台まで値を戻して前日比+2.28%の上昇となりました。ゴールデンクロスの出現を材料に弱気相場からの転換を指摘する声や、米国の累積債務増大を背景にしたヘッジ需要の高まりも下支え材料として意識されています。

本日の重要経済指標

日時指標名重要度予想前回
09/15(火) 10:30CN新築住宅価格指数(前年比)-3.2%
09/15(火) 11:00CN固定資産投資(年初来累計・前年比)-7.2%-6.7%
09/15(火) 11:00CN小売売上高(前年比)0.8%0.6%
09/15(火) 11:00CN鉱工業生産高(前年比)4.8%4.5%
09/15(火) 15:00GB失業率5.0%4.9%
09/15(火) 15:00GB平均賃金(賞与込み、3か月/前年比)3.9%4.1%
09/15(火) 15:00GB就業者数変化8.3万人
09/15(火) 18:00EUZEW景況感指数39.931.4
09/15(火) 18:00EU貿易収支86億ユーロ
09/15(火) 18:00CN対内直接投資(年初来累計・前年比)-6.2%
09/15(火) 21:15USADP雇用者数変化(週次)1.2万人
09/15(火) 21:30USNY連銀製造業景況指数14.7520.6

重要度の高い指標としては、中国の8月小売売上高・鉱工業生産高が前月から伸びを加速できるかが焦点です。世界的な景気減速懸念がくすぶるなか、資金需要や生産活動の底堅さを測る材料として為替・商品市場にも波及しやすくなっています。あわせて発表される英国の失業率が市場予想通り5.0%まで悪化するかも、イングランド銀行の金融政策運営を占ううえで注目されます。

明日の注目材料

  • 16日18:00のFOMC政策金利発表(市場予想は3.75%から4.00%への追加利上げ)と、同時に公表される経済見通し(SEP)の内容
  • 16日18:30のパウエルFRB議長記者会見、原油高を背景にしたインフレ動向への言及があるか
  • 16日6:00発表の英8月消費者物価指数(前年比、予想+3.1%、前回+2.9%、重要度高)
  • 16日21:30発表の米8月小売売上高(予想+0.9%、前回-0.6%、重要度高)
  • 原油価格の高止まりが続くかどうかと、AI関連銘柄を中心とした株式市場の落ち着きどころ

まとめ

  • ドル円は原油高・米長期金利上昇を受けたドル買いで154.287円(+0.54%)まで上昇
  • ポンド円も同様の流れで208.319円(+0.33%)まで上昇、ユーロドルは1.15473ドル(-0.43%)とやや軟調
  • ゴールドは実質金利の上昇が重荷となり4298.71ドル(-1.15%)まで反落
  • ビットコインは下げ渋りから切り返し、79090.23ドル(+2.28%)まで回復
  • トレンド判定ではゴールドが全時間軸で売り優勢そろい、ビットコインは他の代表的な指標が買い優勢で自前判定に先行
  • 16日はFOMC政策金利発表・パウエル議長会見が最大の注目材料、英CPI・米小売売上高にも要警戒

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