【日報】2026年9月5日:米雇用統計の上振れでドル全面高、ゴールド反落・BTCも上値重く
この記事を読むと、本日のドル円・ユーロドル・ポンド円・ゴールド・BTCの値動きと背景、そして今週の目線が3分でつかめます。
⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。
本日の値動き
以下は2026年9月4日(金)の24時間(UTC基準)の値動きです。米8月雇用統計が市場予想を大きく上回ったことで年内の追加利上げ観測が再燃し、ドルが全面高となりました。前日の円買いで155円台まで下押しされていたドル円は切り返しに転じて156円台を回復した一方、ゴールドは高値圏から反落、ビットコインも上値が重くなる展開となりました。
| 通貨ペア | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | 155.757 | 156.75 | 155.288 | 156.218 | +0.30% |
| EUR/USD | 1.16191 | 1.16325 | 1.15844 | 1.16123 | -0.11% |
| GBP/JPY | 210.684 | 211.813 | 209.758 | 211.155 | +0.21% |
| GOLD | 4472.62 | 4490.62 | 4365.52 | 4431.21 | -0.94% |
| BTC/USD | 81447.52 | 82259.95 | 78645.66 | 79685.86 | -2.13% |
※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。
今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)
移動平均線とダウ理論にもとづく機械的なトレンド判定は以下の通りです。ドル円は週足・日足・4時間足のすべてで下降バイアスが優勢となっており、4時間足は「下降トレンド(パーフェクトオーダー)」と短期的な下値模索の色が濃くなっています。他の代表的な指標でも全時間軸で「売り」がそろっており、見方が揃っている状況です。ポンド円も4時間足が「下降トレンド(パーフェクトオーダー)」となるなど短期の重さが目立ち、他の指標でも全時間軸で「売り」がそろって上値の重さが意識されやすい展開です。ユーロドルは週足がレンジ、日足が上昇バイアスとなるなど自前の判定はやや割れていますが、他の指標では週足・日足がそろって「買い」となっており、短期的には切り返しの動きが優勢です。ゴールドは自前のトレンド判定では週足・日足・4時間足ともに「レンジ」で方向感に乏しいものの、他の指標では週足が「買い」、4時間足は「売り」となっており、直近の高値圏からの一服局面を反映してか時間軸によって評価が割れています。ビットコインは日足・4時間足がそろって上昇バイアス(4時間足はパーフェクトオーダー)となっており、他の指標でも週足・日足・4時間足のすべてで「買い」がそろうなど、押し目を作りながらも中期的な上昇基調は崩れていません。
| 通貨ペア | 時間足 | 価格 | 移動平均トレンド | ダウ理論トレンド |
|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | 週足 | 156.218 | 下降バイアス | 収束(保ち合いの可能性) |
| USD/JPY | 日足 | 156.218 | 下降バイアス | 拡大レンジ |
| USD/JPY | 4時間足 | 156.218 | 下降トレンド(パーフェクトオーダー) | 下降トレンド継続 |
| EUR/USD | 週足 | 1.16123 | レンジ | 下降トレンド継続 |
| EUR/USD | 日足 | 1.16123 | 上昇バイアス | 収束(保ち合いの可能性) |
| EUR/USD | 4時間足 | 1.16123 | レンジ | 収束(保ち合いの可能性) |
| GBP/JPY | 週足 | 211.155 | レンジ | 収束(保ち合いの可能性) |
| GBP/JPY | 日足 | 211.155 | 下降バイアス | 上昇トレンド継続 |
| GBP/JPY | 4時間足 | 211.155 | 下降トレンド(パーフェクトオーダー) | 下降トレンド継続 |
| GOLD | 週足 | 4431.21 | レンジ | 収束(保ち合いの可能性) |
| GOLD | 日足 | 4431.21 | レンジ | 収束(保ち合いの可能性) |
| GOLD | 4時間足 | 4431.21 | レンジ | 収束(保ち合いの可能性) |
| BTC/USD | 週足 | 79622.84 | レンジ | 下降トレンド継続 |
| BTC/USD | 日足 | 79622.84 | 上昇バイアス | 上昇トレンド継続 |
| BTC/USD | 4時間足 | 79622.84 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 上昇トレンド継続 |
※価格はMT5データに基づくため、他チャートとは多少異なる場合があります。
値動きの背景
9月4日に発表された8月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比+16.2万人と、市場予想の+5.5万人を大きく上回る強い内容となりました。失業率は4.1%で横ばいとなり、労働市場の底堅さが改めて確認された格好です。これを受けて年内の追加利上げ観測が再び意識され、米長期金利の上昇とともにドルが全面高となりました。前日まで円買いで155円台に押し下げられていたドル円は東京時間から切り返しに転じ、一時156円75銭まで値を戻しています。ポンド円もドル円と同じ流れで小幅に値を上げました。
ドル高の流れはゴールドにも波及し、直近の高値圏からの反落となりました。利上げ観測の再燃で金利上昇圧力が強まったことが割高感につながり、伸びていた分の利益確定売りも重なったとみられます。
ビットコインも、直近にかけて値を切り上げていた反動が出て上値が重くなり、この日は値を下げる展開となりました。株式など他のリスク資産と同様、雇用統計を受けた金利上昇局面ではリスク資産全般が上値を抑えられやすく、ビットコインもその流れに沿った値動きとなった形です。仮想通貨の値動きが大きい局面では、入出金や保管方法を見直しておくのも一案です。仮想通貨ウォレットの選び方もあわせてご確認ください。
明日の注目材料
- 週明け以降、ドル円が156円台を維持して上値を試す動きになるか、それとも失速するか
- 米長期金利の上昇基調が続くか、追加利上げ観測の織り込みがどこまで進むか
- ゴールドが4400ドル台で下げ止まり高値圏でのもみ合いに戻るか、それとも調整が長引くか
- ビットコインが8万ドル近辺で底堅さを見せるか、一段の調整があるか
- 円相場全体の方向性を左右する日銀関係者の発言や、日本の金融政策への思惑の変化
まとめ
- 8月の米雇用統計が市場予想を大きく上回り、年内の追加利上げ観測が再燃してドルが全面高
- ドル円は前日の円買いが一服して156円75銭まで切り返し、156.218(+0.30%)で終値
- ゴールドは高値圏から反落し4431.21ドル(-0.94%)、ビットコインも上値が重く79685.86ドル(-2.13%)で終値
- トレンド判定ではドル円・ポンド円が下降バイアス優勢、ゴールドはレンジ、ビットコインは日足・4時間足で上昇バイアスが継続
- 週明け以降もドルの底堅さと米金利動向、リスク資産の戻りの持続力に注目
このレポートを踏まえてトレードを始めたい方へ
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- 本レポートは、当サイトが独自に収集した情報(移動平均線・ダウ理論等に基づく機械的なトレンド判定、および公開されているニュース・経済指標情報)をもとに作成した情報提供・参考情報であり、金融商品取引法にもとづく投資助言を目的としたものではありません。
- 価格データはMT5(XS Fintech)を使用しており、日足は協定世界時(UTC)を基準に区切っています。TradingView等の他のチャートサービスや取引所とは表示タイムゾーンや参照する取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。
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