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【週報】2026年8月15日号:ドル円は159円台へ反発、来週はFOMC議事要旨と英CPIが焦点

この記事を読むとこうなります
→ 今週のドル円・ユーロドル・ポンド円・ゴールド・ビットコインのトレンドが週足・日足・4時間足で一目で分かります
→ 今週の値動きを動かした主要材料が分かります
→ 来週の相場シナリオ(メイン・サブ)と注目の経済指標が分かります

⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。

今週のトレンド一覧

移動平均線の並び(パーフェクトオーダーなど)とダウ理論による高値・安値の切り上げ/切り下げ判定をもとにした、主要5資産の週足・日足・4時間足トレンド状況です(2026年8月15日時点)。

資産時間軸価格移動平均トレンドダウ理論
USD/JPY週足159.295レンジ収束(保ち合いの可能性)
日足159.295下降バイアス下降トレンド継続
4時間足159.295上昇バイアス下降トレンド継続
EUR/USD週足1.157下降バイアス下降トレンド継続
日足1.157上昇バイアス拡大レンジ
4時間足1.157上昇バイアス上昇トレンド継続
GBP/JPY週足215.615上昇トレンド(パーフェクトオーダー)下降トレンド継続
日足215.615上昇トレンド(パーフェクトオーダー)下降トレンド継続
4時間足215.615上昇バイアス上昇トレンド継続
GOLD (XAU/USD)週足4376.06下降バイアス下降トレンド継続
日足4376.06上昇バイアス上昇トレンド継続
4時間足4376.06レンジ下降トレンド継続
BTC/USD週足63005.4下降バイアス下降トレンド継続
日足63005.4下降バイアス上昇トレンド継続
4時間足63005.4下降トレンド(パーフェクトオーダー)下降トレンド継続

ドル円は週足がレンジ、日足が下降バイアスと弱含みの色を残す一方、4時間足では上昇バイアスに転じており、短期的な切り返しの動きが出ています。他の代表的な指標で見ても、週足・4時間足は買い、日足は売りと評価が割れており、時間軸によって見方が食い違っている状況です。ポンド円は週足・日足ともに移動平均が上向きに並ぶ「パーフェクトオーダー」を形成しており、他の指標でも全時間軸で買い判定が揃うなど強気の見方が優勢です。ただしダウ理論の判定では週足・日足とも下降トレンド継続と表示されており、こちらも綱引きが続いています。ゴールドは日足・4時間足で上昇基調に転じつつあり、ビットコインは週足・日足・4時間足のすべてで下降バイアスないしパーフェクトオーダーの弱気が続き、他の指標でも全時間軸で売り評価に揃っているのが対照的です。

ドル円・ポンド円を動かしている材料

ドル円は7月末に実施された日米協調介入の影響で一時155円台まで急落した後、その反動から徐々に値を戻す展開が続いています。今週は158円台を経て159円台まで反発し、協調介入前の水準に近づく場面もありました。背景にあるのは中東情勢の緊迫化です。イランによるヨルダン駐留米軍基地への攻撃が伝わり原油価格が上昇したことで、インフレ再燃への警戒とあわせて「有事のドル買い」が強まりました。ただし介入からまだ日が浅いこともあり、日米当局による円安けん制への警戒感は根強く、上値では戻り待ちの売りも出やすい状況です。

ポンド円は週足・日足で上昇のパーフェクトオーダーを維持し、底堅い値動きが続いています。焦点はイングランド銀行(BOE)の金融政策運営で、来週19日発表の英消費者物価指数の結果次第では、早期利下げ観測の後退・前進を通じてポンドの方向性が左右されそうです。移動平均線が示す強気シグナルと、ダウ理論の高値・安値判定が食い違っている点は、単一の指標だけでトレンドを判断する危うさを示す好例と言えるでしょう。

ユーロドルは週足では下降バイアスが残るものの、日足・4時間足では上昇基調に転じています。欧州中央銀行(ECB)が9月10日の次回理事会で追加利上げに動くとの観測が強まっており、これがユーロの下支え材料となっている格好です。米国の金利動向とのせめぎ合いのなかで、方向感を欠きながらも底打ちを試す展開が続いています。

ゴールドは中東情勢の緊迫化を受けた質への逃避需要と、ドル高圧力との綱引きが続くなかで、日足・4時間足では上昇基調に転じています。ビットコインは目立った材料に乏しく、6万3000ドル台での軟調な値固めが続いており、大口保有者による買い増しの動きが伝えられる一方でネットワーク全体の活動は低調にとどまるなど、方向感の定まらない展開です。入出金や保管の面で不安を感じる方は仮想通貨ウォレットの選び方も参考にしてみてください。

今週の主要経済指標

  • 7月末の日米協調介入の余波:ドル円は155円台から158円台を経て159円台へ反発
  • 中東情勢の緊迫化(イランによるヨルダン駐留米軍基地攻撃):原油価格が上昇し、逃避的なドル買いを誘発
  • ECBの次回理事会(9月10日)での追加利上げ観測:ユーロの底堅さを支える材料に
  • BOEの金融政策運営を巡る思惑:ポンドの方向性を左右する最大の焦点として意識される
  • ビットコイン:目立った材料なく6万3000ドル台で軟調な値固め、大口保有者の動向に注目集まる

来週のシナリオ

メインシナリオ:来週(8月17日〜21日)は日米欧の重要指標が目白押しの週になります。週明けの日本4-6月期GDP速報値(前期比予想+0.5%、前回+0.5%)を皮切りに、17日には中国の小売売上高・鉱工業生産、18日には英雇用統計・失業率(予想4.8%、前回4.9%)が発表されます。焦点は19日で、英消費者物価指数(予想前年比+2.9%、前回+2.6%)とFOMC議事要旨が重なります。英CPIの上振れがBOEの早期利下げ観測を後退させポンド買いを誘うか、FOMC議事要旨で追加利上げに前向きな委員の声がどの程度示されるかが注目点です。20日には日本の貿易収支(予想-6800億円、前回-4069億円)が発表され、資源高を背景とした赤字幅の拡大ペースも円相場の材料になりそうです。週末21日には英米欧のPMI速報値が出そろい、主要国の景気モメンタムを占う週になります。

サブシナリオ:中東情勢がさらに緊迫化し原油高が加速すれば、「有事のドル買い」が一段と強まりドル円は上値を試す展開もあり得ます。逆に地政学リスクが後退し米長期金利が低下に向かえば、ゴールドは上値を試しやすくなる一方、ドル円・ポンド円は利益確定売りが出やすくなる可能性も想定しておきたいところです。また英CPIが予想を下回れば、BOEの早期利下げ観測が強まりポンドが失望売りに押されるリスクも意識しておく必要があります。

まとめ

  • ドル円は日米協調介入後の反発局面が続き159円台へ、中東情勢の緊迫化による「有事のドル買い」が支えに
  • ポンド円は週足・日足で上昇のパーフェクトオーダーを維持するも、ダウ理論では下降トレンド継続の判定もあり時間軸で評価が割れる
  • ユーロドルは週足で下降バイアスが残る一方、日足・4時間足では上昇基調に転換、ECBの利上げ観測が支え
  • 来週は英CPI・FOMC議事要旨(19日)が最大の焦点、日本の貿易収支や英米欧のPMI速報値も相場のボラティリティを高める材料に

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