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【日報】2026年10月2日:ドル円は158円台を回復、米長期金利の上昇でユーロドルは1.12ドル台へ

この記事を読むとこうなります:10月1日(木)にドル円が157円台前半から158円台へ戻した流れと、ユーロドルが1.12ドル台まで売られた背景がつかめます。あわせて、本日夜に控える米雇用統計とユーロ圏の消費者物価に向けて、どこに注意すればよいかが整理できます。

⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。

本日の値動き

以下は、2026年10月1日(木)の24時間分(UTC基準の日足)の値動きです。ドル円は157円台前半から上げ幅を広げて158円台で引け、ユーロドルは1.12ドル台まで下げる場面がありました。

銘柄始値高値安値終値前日比
USD/JPY157.353158.448157.218158.033+0.43%
EUR/USD1.132451.133611.121441.124-0.78%
GBP/JPY208.723209.993207.582208.58-0.10%
GOLD (XAU/USD)4159.374192.854139.284177.24+0.49%
BTC/USD83672.885260.3483171.5684620.64+1.18%

※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。

ドル円の高値と安値の差は約1.23円で、ほぼ安値圏の157.2円台から高値の158.4円台へ切り上がる、右肩上がりの一日でした。ユーロドルは高値から安値までが約120pipsと、日足としては大きめの下落幅です。ゴールドは4,139ドル台から4,192ドル台までの約54ドルのレンジで、小幅に上昇しました。BTC/USDは85,000ドル台に一時乗せたものの、終値は84,600ドル台でした。

今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)

銘柄現在値週足日足4時間足
USD/JPY158.02レンジ/下降トレンド継続上昇バイアス/収束(保ち合いの可能性)上昇バイアス/収束(保ち合いの可能性)
EUR/USD1.12437下降バイアス/下降トレンド継続下降トレンド(パーフェクトオーダー)/下降トレンド継続下降トレンド(パーフェクトオーダー)/下降トレンド継続
GBP/JPY208.519下降バイアス/下降トレンド継続下降トレンド(パーフェクトオーダー)/下降トレンド継続下降トレンド(パーフェクトオーダー)/収束(保ち合いの可能性)
GOLD (XAU/USD)4179.07下降バイアス/収束(保ち合いの可能性)下降トレンド(パーフェクトオーダー)/下降トレンド継続レンジ/収束(保ち合いの可能性)
BTC/USD84704.74上昇バイアス/拡大レンジ上昇トレンド(パーフェクトオーダー)/上昇トレンド継続上昇バイアス/収束(保ち合いの可能性)

※価格はMT5データに基づくため、他チャートとは多少異なる場合があります。

各セルは「移動平均線による判定/ダウ理論による判定」の順です。ドル円は週足がレンジで下降の流れも残る一方、日足と4時間足では移動平均線が上向きに傾いており、時間軸によって評価が割れています。他の代表的な指標でも週足は「中立」、日足と4時間足は「買い」で、短期は上向き、長期はまだ方向が定まらないという見方が揃っています。

ユーロドルは週足・日足・4時間足のすべてが下向きで、テクニカル面でもすべて「売り」評価と、見方が揃っています。ただし日足のRSIは19.5と、一般に「売られすぎ」とされる30を大きく下回る水準です。勢いが強いぶん、材料次第で反発も挟みやすい位置なので、戻り売りを考える場合も追いかけすぎには注意が必要です。RSIの見方はRSIの使い方を解説した記事で詳しくまとめています。

ポンド円は日足が下降トレンドで、4時間足は保ち合いの形です。ゴールドも日足は下向きに並んでおり、日足・4時間足ともテクニカル面は「売り」でした。BTC/USDは週足・日足が上向きで、ほかの指標でも3つの時間軸すべてが「買い」、4時間足は「強い買い」まで出ています。

値動きの背景

ドル円:米金利の上昇で158円台を回復

1日のドル円は、米長期金利の低下を受けて一時156円台後半まで急落する場面がありました。その後は、米新規失業保険申請件数が予想外に減少して労働市場の底堅さが示されたことなどを背景に、ドル買いが優勢となっています。NY市場では米10年債利回りが上昇し、ドル円は158円台へ戻して取引を終えました。

米8月のPCE(個人消費支出)物価指数が市場予想を下回り、FRBによる追加利上げの観測は後退しました。それでも、中東情勢をめぐる緊張で原油が反発したことなどが意識され、金利の上昇が続いたとみられます。158円付近は取引が集中しやすい価格帯として注目されており、この水準を挟んだ攻防が続いています。一方で、急激な円安には当局が為替介入に動くのではないかとの警戒感も根強く、上値を追いにくい面もあります。

ユーロドル:米金利の上昇に押されて1.12ドル台へ

ユーロドルは1.13ドルを割り込み、安値は1.121ドル台まで下げました。米長期金利の上昇でドルが買われた流れに押されたとの見方が出ています。米10年債利回りは、この日一時、2002年以来とされる高い水準を記録したと伝えられています。金利面でドルが優位な状況が続くかぎり、ユーロには重しがかかりやすい地合いです。

ゴールド:予想を下回るPCEが支えも、上値は重い

ゴールドは小幅に上昇しました。PCE物価指数が予想を下回ったことで利上げ観測が後退し、金を買う動きが入っています。ただ、米国債利回りの上昇が意識され、上値は重い展開でした。金利が高い局面では、利息を生まない金は相対的に不利になりやすい点は変わっていません。金の値動きの考え方は金トレードの基本を解説した記事でまとめています。

BTC/USD:85,000ドルに届くも上値は重い

BTC/USDは一時85,000ドルを超える場面があったものの、その水準は維持できませんでした。方向感を探る展開となり、終値は84,600ドル台と、前日比では1%あまりの上昇にとどまっています。

本日の重要経済指標

日時(日本時間)国指標名重要度予想前回
10/02(金) 08:30JP失業率中2.42.4
10/02(金) 18:00EU消費者物価指数(前年比・速報値)高3.63.2
10/02(金) 18:00EU消費者物価指数(前月比・速報値)中–0.4
10/02(金) 18:00EUコア消費者物価指数(前年比・速報値)中2.52.4
10/02(金) 21:30US平均時給(前年比)中3.23.1
10/02(金) 21:30US労働参加率中–61.6
10/02(金) 21:30US平均時給(前月比)中0.30.3
10/02(金) 21:30US非農業部門雇用者数高90162
10/02(金) 21:30US失業率高4.14.1
10/02(金) 23:00USFRB・ローガン氏の講演中––
10/02(金) 23:00US製造業新規受注(前月比)中0.10.9

この時間以降に発表があるため、結果次第で値動きが変わる可能性があります。とくに21:30の米雇用統計は、ドル円やゴールドが大きく動きやすい材料です。

明日の注目材料

  • 土曜は為替市場が休場となるため、本日夜の米雇用統計(非農業部門雇用者数の予想は9.0万人、前回は16.2万人)の結果が、週明けの相場の出発点になります
  • ユーロ圏の消費者物価(速報値)の結果次第で、1.12ドル台まで下げたユーロドルに反発の動きが出るかどうか
  • 158円付近のドル円が、雇用統計後に上へ抜けるのか、押し戻されるのか
  • 24時間取引が続くBTC/USDは、85,000ドル台を維持できるかが焦点です

まとめ

  • ドル円は157.2円台から158.4円台まで上昇し、158.033で引けた(前日比+0.43%)
  • ユーロドルは1.12144まで下げ、全時間軸が下向き。日足RSIは19.5と売られすぎ圏にある
  • ゴールドは小幅高ながら、日足のトレンドはなお下向き
  • BTC/USDは85,000ドル台に届かず終値84,620ドル、週足・日足は上向きを維持
  • 本日夜の米雇用統計が、週末を挟んだ次の方向感を左右しそう

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