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【チャート選び】メタトレーダー4&5とtrading view使いやすいのは?

トレードに慣れた上級者になると、使いやすく自分に合ったチャートを使用するようになります。始めに出会ったチャートを使い続けるトレーダーも勿論いるのですが、複数のチャートを試して選ぶトレーダーも多いです。チャートはトレードを続ける上で欠かせない大切な「相棒」となるので、じっくり選びたいものですね。数あるチャートの中で、世界中のトレーダーが長く使用しているメタトレーダー(Meta Trader)と、最近使用者が急増しているトレーディングビュー(trading view)について紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

チャート選びのポイント

FXに取り組む際は、FX会社で口座開設をしなければ取引はできません。FX会社では、それぞれ使用できるテクニカルチャートが決められています。現在の主なチャートは、以下になります。

  • 国内FX会社独自のチャート
  • メタトレーダー「4」or「5」
  • trading view

何を基準に選ぶかは自由ですが、まず「分析機能が充実している」ことはチェックしておきたいですね。トレードを続けていくと、これが大変重要になります。口座開設したFX会社で使用できるチャートを使い、環境に合わせたトレード方法を見つけていく…ということも勿論アリで、そうしているトレーダーも多いです。

FXの勉強を続けていくと、使用できない便利なツールに出会うことが多々あります。その際に自分が使っているチャートを見直す場面が訪れます。

勉強については、なるべく大口トレーダーと同じ視点でのトレードができるようになることを目標にするといいのですが、大口といわれる企業トレーダーが、どのチャートを使用しているのか、これは個人が知るはずはありません。国内の証券会社のチャートを使用している可能性も勿論あるのです。

国内のチャートは、海外と違い夏時間・冬時間の違いがないため、時間の区切りが1年を通じて一定している特徴があります。大体の企業は9時から17時など、仕事の定時がありますが、日足の始値が1時、4時間足が5時・9時・13時・17時…と規則正しいチャートになっていて、一般的な企業向けという印象です。

対して、ここに紹介するメタトレーダーやtrading viewは海外チャートのため、市場の開始に合わせて、夏冬で1時間のズレが生じるので注意が必要です。

内容はともに、インジケータが豊富であり、テクニカル分析のしやすさや、また、プログラミングができれば独自でプログラムを作成することも可能であり、さまざまなカスタムインジケータや自動売買についても配布・販売されているなど、世界中のトレーダーに使用されている人気ツールです。

trading viewはメタトレーダーと比較対象されるほど、注目を集めている優秀なテクニカルチャートです。国内でも限られてはいますが、trading viewを採用しているFX会社が数社あります。

デバイスについて

右画像はスマホ版メタトレーダーです。trading viewもスマホやタブレットに問題なく対応しています。

trading viewはHTML5で作成されているため、Windowsは勿論、MACについても動作に問題ありません。マルチモニターで表示する際にも制限を受けることなく快適に使用できますし、また、アカウント管理により画面に引いたラインやインジケータがスマホやタブレットに同期されるのは非常に有難い機能といえます。

PC版で、MT4はWindows対応のみであり、MACで使用するには「Boot Campアシスタント」などのソフトを利用するなど面倒な設定の問題がありましたが、その点はMT5で改善され、MACでも簡単にダウンロード、快適に動作できるようになりました。とはいえ、デバイス間の共有はできないことに変わりはありません。

メタトレーダー《MT4》と《MT5》の違い

メタトーレーダーとは、外国為替証拠金取引(FX)専門の、無料で提供されているテクニカルチャートです。ロシアのソフトウェア会社(MetaQuotes Software Corp)で開発され、世界500以上の金融業及び銀行にライセンス提供されています。世界中のトレーダーが愛用しているチャートといえます。

メタトレーダーには「MT4」と「MT5」がありますが、それぞれは互換性がないため、多くのFX会社ではどちらかを選んで口座開設をする必要があります。一部、同一口座で両方使用できる会社もあるようです。

メタトレーダー4の機能

MT4は2005年に発表され、ライセンス提供されていることや、無料ダウンロードできることで瞬く間に世界中に広がりました。充実した機能と個人でもカスタマイズできる自由さ、また裁量トレードはもちろん自動売買機能も搭載されていることも人気の理由です。プログラミングを自分で行えることで、さまざまなインジケータ、サインツールや自動売買が配布・販売されるようになりました。機能は無限大といえるでしょう。

メタトレーダー5の機能

後発で発表されたMT5は、よりカスタマイズ性に重点が置かれています。

通貨ペアにも変更がありました。MT4で扱っていなかった「暗号通貨」などの取引が増設され、限月付きの先物CFDが削除されているものがあります。

大きな違いは、時間足設定で細かく増えています(1M、5M、10M、20M、30M、1H、2H、4H、8H、12H、日足、週足、月足)。日足・12時間足・8時間足・4時間足始値が通しで日本時間午前9時を中心にしていることを確認しています。

インジケータの種類はMT4より多く、バリエーションが増えました。

MT4から5へ移行しているトレーダーも徐々に多くなってきた印象です。MT4を長く使用しているトレーダーには、始めの設定段階での扱いにくさ(慣れ)はあるだろうと思われます。実際の取引になると、トレードのしやすさはそのまま健在です。

それぞれのメリット・デメリット

メタトレーダーを使うメリット

メタトレーダーのメリットとして、まずあげられるのは標準搭載されているテクニカル指標の多さで、MT4では50種類以上を数えます。一つの画面で無数のテクニカル指標を表示できるので、かえって画面をゴチャゴチャさせてしまうトレーダーもいます。なるべく画面はすっきりさせたほうが視覚的な判断にはおすすめです。

上記しましたが、自分でテクニカル指標を作成できるのですが、これは国内チャートにはない機能です。作成するには「MQL4、5言語」を使用したプログラミングを勉強する必要がありますが、サインツールも自動売買機能も作成できるので、既存のツールに満足できない人は挑戦してみてもいいかもしれませんね。

メタトレーダーを提供している複数のFX会社を一括で管理できる機能もあり、FX会社の長所を使い分けるトレード展開も可能です。

チャートの過去検証

トレードの腕をあげるには、自分の手法が機能しているのかを、過去検証で確認することも大切です。同様に、勝率のいいトレード方法を探すこともできるのですね。メタトレーダーには、過去数十年分のチャートが保存されているため、それらを使用して自分の売買ルールを検証できます。また、自動売買を作成することもできるので、これも大きなメリットといえるでしょう。

Strategy TesterはMT4でもMT5でも搭載されています。「表示」を開くと「ストラテジーテスター」を確認できます。メニューを開き設定する際に「Visual mode」にチェックを入れることで再生が可能です。

メタトレーダーのデメリット

FXを始めて間もない初心者は知識も不足しているため、始めの設定で「難しい」と感じ挫折してしまうことがあります。国内FX会社のチャートは、比べるとできることは少ないですが、取り組みやすくできていますのでそちらで経験を積むのもいいでしょう。テクニカル指標については、ブログや動画、また書籍を読んでみるなどもおすすめします。興味があれば取り入れてみましょう。

また、ファンダメンタルズ分析に於いては、情報がないため他のニュースを参考にする必要があります。経済指標や要人発言、マーケット情報が欲しいトレーダーには不向きといえます。

MT5の現在のデメリットとして、FX会社によるかもしれませんが、長期間を使うインジケータの場合、表示ができないものがあります。例えば、単純移動平均線200期間を引くトレーダーも多いですが、週足・月足で表示されないなどがあります。その点では、まだMT4の方が積まれた情報が多いといえます。

trading view

trading viewは、米シカゴにあるtrading view株式会社が開発したチャートであり、メタトレーダーに次いで愛用しているトレーダーが多いです。上記しましたが、大きな特徴としては、パソコンで引いたラインやテクニカル指標をスマホやタブレットでもデバイスを問わず共有できる点です。アカウントを作れば同期されるのですね。これは非常に便利な機能です。基本的にメタトレーダーにできることは網羅されているようで、Pine Scriptを使うプログラミングも可能です。

FX通貨ペアだけでなく、あらゆる投資対象を網羅していること、テクニカル指標も100種類以上と多く、それぞれのカスタマイズも「難しい」と感じることも少なく、初心者にはtrading viewのほうが向いているといえるでしょう。

過去チャート検証機能(ストラテジー)も備わっていますし、ユニークな特徴としてコミュニティー機能があり、手軽に閲覧ができるため、相場の見通しなど参考にするトレーダーも多いようです。

アラート機能に於いては、画面を閉じていても通知されるサーバーアラートが適用されているため、チャンスを逃すこともなくなるでしょう。

以下はデメリットになります。機能により、無料でできる範囲と有料(3段階)になる機能があるため、始めはあまり資金を使いたくないという人には無料の範囲で使用することをおすすめしますが、制限があり、使い難い場合は有料版に切り替えることになります。ちなみに有料の場合、月額料金になるので注意です。

trading viewを採用している国内FX会社はまだ少なく、スプレッドやスワップなど限定された中で選ぶことになります。オフィシャルページで案内がありますので参照してみてください。

チャート選びでトレードが変わる:まとめ

与えられた中で工夫してトレードするのも勿論アリですが、勉強を進めていくとどうしても物足りなさを感じるようになります。「できないのだから仕方ない」「どのインジケータを使っても同じだろう」「他の搭載されているテクニカル指標を使えばいいか」という妥協で、ある日「これだ!」と感じた自分のトレード手法が日和ってしまうことを想像すると、さまざまなことを試せるチャートというのは考慮してもいいかもしれません。

自分のトレードに必要なものが搭載されているチャートを試してみましょう。それにより常勝トレーダーになる可能性が近づくかもしれないし、独自のツールを作ることも夢ではなくなるのです。自分がやりたいことを無限に与えられるチャート環境は理想的といえますね。

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