【日報】2026年9月12日:米CPI高進も信頼感低下でドル反落、ゴールドは上昇
この記事を読むと、米CPI加速で買われたドルが消費者信頼感の下振れと利上げ観測の後退で反落した経緯、中東情勢の緊迫化を受けた円買い・ゴールド買いの動き、そしてドル円・ユーロドル・ポンド円・ゴールド・ビットコインを含めた今週の目線が3分でつかめます。
⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。
本日の値動き
以下は2026年9月11日(金)の24時間の値動きです。米8月消費者物価指数(CPI)の伸び加速を受けてドル買いが強まり、ドル円は一時154.61円まで上昇しましたが、その後発表された米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったことで利上げ観測が後退し、ドル買いが一服。中東情勢の緊迫化も重なって円買い・ゴールド買いが優勢となり、ドル円・ポンド円は下落、ゴールドは上昇して取引を終えました。
| 資産 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | 154.324 | 154.611 | 153.24 | 153.463 | -0.60% |
| EUR/USD | 1.16054 | 1.1617 | 1.15687 | 1.15968 | -0.12% |
| GBP/JPY | 208.582 | 208.908 | 207.301 | 207.63 | -0.48% |
| GOLD (XAU/USD) | 4320.2 | 4402.43 | 4291.95 | 4348.59 | +0.74% |
| BTC/USD | 77254.36 | 79870.23 | 76042.13 | 77315.0 | +0.08% |
※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。
今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)
移動平均線の並びとダウ理論にもとづく機械的なトレンド判定は以下の通りです。
| 資産 | 時間軸 | 価格 | 移動平均トレンド | ダウ理論 |
|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | 週足 | 153.463 | 下降バイアス | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 153.463 | 下降バイアス | 拡大レンジ | |
| 4時間足 | 153.463 | 下降トレンド(パーフェクトオーダー) | 上昇トレンド継続 | |
| EUR/USD | 週足 | 1.15968 | レンジ | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 1.15968 | レンジ | 収束(保ち合いの可能性) | |
| 4時間足 | 1.15968 | 下降バイアス | 下降トレンド継続 | |
| GBP/JPY | 週足 | 207.63 | 下降バイアス | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 207.63 | 下降バイアス | 拡大レンジ | |
| 4時間足 | 207.63 | 下降トレンド(パーフェクトオーダー) | 下降トレンド継続 | |
| GOLD (XAU/USD) | 週足 | 4348.59 | レンジ | 収束(保ち合いの可能性) |
| 日足 | 4348.59 | レンジ | 収束(保ち合いの可能性) | |
| 4時間足 | 4348.59 | 下降バイアス | 下降トレンド継続 | |
| BTC/USD | 週足 | 77130.06 | レンジ | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 77130.06 | レンジ | 拡大レンジ | |
| 4時間足 | 77130.06 | 下降バイアス | 上昇トレンド継続 |
※価格はMT5データに基づくため、他チャートとは多少異なる場合があります。
ドル円は自前の判定で週足・日足がそろって下降バイアスですが、4時間足はダウ理論で「上昇トレンド継続」に転じており、短期的な切り返しの動きもみられます。他の代表的な指標では週足・日足・4時間足のすべてで売り優勢の評価がそろっており、中期的な下値模索の流れそのものは崩れていません。
ユーロドルは自前の判定で週足・日足がレンジ、4時間足は下降バイアスに転じ、ダウ理論も下降・保ち合いの判定が並んでいます。他の代表的な指標では週足が買い優勢、日足は中立に近く、4時間足は売りとなっており、時間軸によって評価が割れる展開です。
ポンド円は自前の判定・他の代表的な指標のいずれも週足・日足・4時間足すべてで売り優勢の評価がそろっており、見方が揃っています。4時間足は「下降トレンド(パーフェクトオーダー)」と短期的な下値の勢いも強い状態です。
ゴールドは自前の判定・他の代表的な指標のいずれも4時間足で下降・売り優勢の評価がそろっており、短期的にはやや重さが意識される一方、日足・前日比では+0.74%の上昇となっています。週足はどちらの指標も中立に近く、方向感を探る展開が続いています。
ビットコインは自前の判定で週足・日足がレンジと方向感に乏しい一方、4時間足はダウ理論で「上昇トレンド継続」となっています。他の代表的な指標では週足が中立、日足は買い優勢、4時間足は売りとなっており、短期・中期で評価が入り混じる展開です。
値動きの背景
ドル円は米8月CPIの伸び加速を受けて9月のFOMCでの利上げ観測が強まり、一時154.61円までドル買いが進みました。しかしその後発表された米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が市場予想を下回ったことで利上げ観測が後退し、ドル買いは一服。加えてサウジアラビアのエネルギー相がフーシ派の攻撃を受けて東西パイプラインの閉鎖を発表するなど中東情勢の緊迫化も重なり、リスク回避の円買いが強まったことで153.24円まで押し戻され、153.463円(-0.60%)で終えています。ポンド円もドル円と連動する形で下落しました。
ユーロドルはドル円ほど明確な方向感はなく、1.15968ドル(-0.12%)とやや軟調な推移にとどまりました。一方でゴールドは、中東情勢の緊迫化を受けた安全資産買いに加え、利上げ観測の後退で実質金利の上昇圧力が和らいだことも支えとなり、4348.59ドル(+0.74%)まで値を上げています。実質金利や中央銀行の金購入動向などゴールドの値動きを左右する要因については金トレードの基本ガイドで詳しく解説しています。ビットコインは同様の材料の綱引きのなかで方向感が定まらず、77315.0ドル(+0.08%)とほぼ横ばいで取引を終えました。
本日の重要経済指標
| 日時 | 国 | 指標名 | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 09/12(土) 19:15 | EU | ラガルドECB総裁発言 | 中 | ー | ー |
この時間以降に発表があるため、結果次第で値動きが変わる可能性があります。
明日の注目材料
- 12日19:15に予定されているラガルドECB総裁発言の内容とユーロの反応
- 週末に入るため主要経済指標の発表は少なく、材料難の中での値動きになりやすい
- 中東情勢の緊迫化と原油価格の動向が、週明けのリスク心理にどう影響するか
- 週末も24時間取引が続くビットコインの値動き
まとめ
- ドル円は米CPI加速で一時154.61円まで上昇後、信頼感指数の下振れと利上げ観測の後退で反落し153.463円(-0.60%)
- ポンド円もドル円と連動して207.63円(-0.48%)まで下落
- ユーロドルは1.15968ドル(-0.12%)とやや軟調
- ゴールドは中東情勢の緊迫化と利上げ観測の後退を受けた安全資産買いで4348.59ドル(+0.74%)まで上昇
- ビットコインは77315.0ドル(+0.08%)とほぼ横ばい
- 週末を挟み、12日のラガルドECB総裁発言や中東情勢・原油価格の動向に注目
このレポートを踏まえてトレードを始めたい方へ
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注意事項(本レポートについて)
- 本レポートは、当サイトが独自に収集した情報(移動平均線・ダウ理論等に基づく機械的なトレンド判定、および公開されているニュース・経済指標情報)をもとに作成した情報提供・参考情報であり、金融商品取引法にもとづく投資助言を目的としたものではありません。
- 価格データはMT5(XS Fintech)を使用しており、日足は協定世界時(UTC)を基準に区切っています。TradingView等の他のチャートサービスや取引所とは表示タイムゾーンや参照する取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。
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