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【日報】2026年9月8日:日銀の利上げ観測でドル円154円台まで下落

この記事を読むと、日銀の利上げ観測を受けたドル円の値動きと、ユーロドル・ポンド円・ゴールド・ビットコインを含めた今週の目線が3分でつかめます。

⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。

本日の値動き

以下は2026年9月7日(月)の24時間の値動きです。日銀の利上げ観測を受けてドル円が売られ、連動する形でポンド円も上値の重い展開となりました。

資産始値高値安値終値前日比
USD/JPY155.904156.265154.055154.304-1.23%
EUR/USD1.16061.163531.160581.16211+0.08%
GBP/JPY210.772211.197208.638208.979-1.03%
GOLD (XAU/USD)4422.484435.184381.134406.15-0.57%
BTC/USD79900.1980546.6378666.5979218.78-0.84%

※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。

今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)

移動平均線の並びとダウ理論にもとづく機械的なトレンド判定は以下の通りです。

資産時間軸価格移動平均トレンドダウ理論
USD/JPY週足154.155下降バイアス下降トレンド継続
日足154.157下降バイアス拡大レンジ
4時間足154.157下降トレンド(パーフェクトオーダー)下降トレンド継続
EUR/USD週足1.16251上昇バイアス下降トレンド継続
日足1.16251上昇バイアス収束(保ち合いの可能性)
4時間足1.16251上昇トレンド(パーフェクトオーダー)収束(保ち合いの可能性)
GBP/JPY週足208.776下降バイアス下降トレンド継続
日足208.778下降バイアス拡大レンジ
4時間足208.778下降トレンド(パーフェクトオーダー)下降トレンド継続
GOLD (XAU/USD)週足4407.51レンジ収束(保ち合いの可能性)
日足4407.51レンジ収束(保ち合いの可能性)
4時間足4407.51下降バイアス収束(保ち合いの可能性)
BTC/USD週足78934.06レンジ下降トレンド継続
日足78934.06上昇トレンド(パーフェクトオーダー)上昇トレンド継続
4時間足78934.06下降バイアス拡大レンジ

※価格はMT5データに基づくため、他チャートとは多少異なる場合があります。

ドル円は自前の判定でも週足・日足・4時間足のすべてで下降バイアスが優勢で、4時間足は「下降トレンド(パーフェクトオーダー)」と短期的な下値模索の色が濃くなっています。他の代表的な指標でも全時間軸で売り優勢の評価がそろっており、見方が揃っている状況です。

ユーロドルは自前の判定でも週足・日足がそろって上昇バイアス、4時間足は「上昇トレンド(パーフェクトオーダー)」となっており、他の代表的な指標でも全時間軸で買い優勢の評価がそろうなど、見方が揃った状態が続いています。ただしダウ理論では日足・4時間足がともに「収束(保ち合いの可能性)」と出ており、方向性が定まるまでにはもう一段の値動きが必要な面もあります。

ポンド円もドル円と同様に、自前の判定・他の代表的な指標のいずれも売り優勢の評価がそろっており、4時間足は「下降トレンド(パーフェクトオーダー)」と短期的な下値の勢いが強い状態です。

ゴールドは自前のトレンド判定では週足・日足・4時間足ともに「レンジ」で方向感に乏しいものの、他の代表的な指標では週足が買い優勢、日足が中立、4時間足は売り優勢と時間軸によって評価が割れています。短期的な調整と中長期的な底堅さが綱引きしている状況とも読み取れます。

ビットコインは自前の判定で日足が「上昇トレンド(パーフェクトオーダー)」となっている一方、4時間足は下降バイアスと短期的な重さも見られます。他の代表的な指標でも週足・日足は買い優勢、4時間足は売り優勢と評価が分かれており、中期的な上昇基調を保ちながら短期は調整含みという見方に沿った結果です。

値動きの背景

9月2日、日銀の高田創審議委員が札幌市での講演・会見で、利上げについて「一定のペースにとらわれず機動的に行う新たな局面に入った」などと発言し、連続利上げの可能性にも言及しました。この発言を受けて市場では今月の日銀会合での利上げ観測が強まっており、日米の金利差が縮小するとの見方からドル円は週明けも重い値動きが続いています。7日(月)のニューヨーク市場では、これに米国のADP雇用統計の弱さも重なってドル売りが進み、ドル円は一時154.05円まで値を下げる場面がありました。金利差の縮小はスワップポイントの水準にも影響してくるため、ポジションを保有している方はスワップポイントの仕組みもあわせて確認しておくとよいでしょう。

ユーロドルは対照的に底堅さを維持し、小幅ながら上昇して取引を終えています。原油高や地政学リスクを背景に米国株が軟調に推移するなかでも、ドル全体の重さがユーロの下支えとなった形です。ゴールドも同様に原油高・地政学リスクへの警戒から安全資産としての買いが入る場面がありましたが、上値では利益確定売りもあり、前日比では小幅マイナスにとどまりました。ビットコインは、アナリストの間で底打ち観測が出る一方で方向感に乏しく、前日比でやや軟調な値動きとなっています。

本日の重要経済指標

日時指標名重要度予想前回
09/08(火) 08:01GBBRC小売売上高モニター(前年比)+1.2%+1.0%
09/08(火) 08:50JPGDP成長率(年率・確定値)+1.1%+1.8%
09/08(火) 08:50JPGDP成長率(前期比・確定値)+0.4%+0.5%
09/08(火) 08:50JP経常収支2,870億円-92.3億円
09/08(火) 12:00CN貿易収支1,191億ドル1,125億ドル
09/08(火) 12:00CN輸出(前年比)+25.0%+23.9%
09/08(火) 12:00CN輸入(前年比)+30.0%+27.5%
09/08(火) 21:15USADP雇用者数変化(週次)11.75万人

この時間以降に発表があるため、結果次第で値動きが変わる可能性があります。

明日の注目材料

  • 9日(水)1:30発表の中国消費者物価指数・前年比(予想+0.8%、前回+0.5%)と生産者物価指数・前年比(予想+3.7%、前回+3.5%)
  • 9日(水)17:00頃のECBラガルド総裁の発言内容
  • 9日(水)20:30発表の米API原油在庫統計(前回-260万バレル)
  • 9日(水)23:01発表の英RICS住宅価格指数(予想-28、前回-30)
  • 日銀の利上げ観測を背景にしたドル円の下値模索が続くか、それとも反発が入るか
  • ゴールド・ビットコインが方向感を取り戻せるか

まとめ

  • ドル円は日銀・高田審議委員の発言を受けた利上げ観測の高まりで154.304円(-1.23%)まで下落、下降トレンドが継続
  • ポンド円もドル円と連動する形で208.979円(-1.03%)まで下落
  • ユーロドルは対照的に底堅く、1.16211ドル(+0.08%)とわずかながら上昇
  • ゴールド・ビットコインはともに前日比マイナスで、方向感を欠く展開
  • 明日は中国の物価指標やECBラガルド総裁の発言に注目、金利差縮小の思惑が続くなかスワップポイントへの影響にも注意

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