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【週報】2026年10月10日号:ドル円は158円台前半で底堅く、ユーロドルは下値圏で重い一週間

ドル円は158円台前半で週を終え、短期の4時間足では上昇の形が整っています。一方でユーロドルは週足・日足とも下向きの流れが続いています。来週は水曜夜の米消費者物価指数が最大の山場です。

⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。

今週のトレンド一覧

資産現在値週足日足4時間足
USD/JPY158.261レンジ
(ダウ:下降トレンド継続)
上昇バイアス
(ダウ:収束(保ち合いの可能性))
上昇トレンド(パーフェクトオーダー)
(ダウ:拡大レンジ)
EUR/USD1.12012下降バイアス
(ダウ:下降トレンド継続)
下降トレンド(パーフェクトオーダー)
(ダウ:収束(保ち合いの可能性))
下降トレンド(パーフェクトオーダー)
(ダウ:上昇トレンド継続)
GBP/JPY209.507下降バイアス
(ダウ:下降トレンド継続)
レンジ
(ダウ:上昇トレンド継続)
上昇バイアス
(ダウ:上昇トレンド継続)
GOLD (XAU/USD)4,194.75下降バイアス
(ダウ:収束(保ち合いの可能性))
下降トレンド(パーフェクトオーダー)
(ダウ:下降トレンド継続)
上昇バイアス
(ダウ:拡大レンジ)
BTC/USD82,848.83上昇バイアス
(ダウ:拡大レンジ)
レンジ
(ダウ:下降トレンド継続)
レンジ
(ダウ:下降トレンド継続)

※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。

表の読み解きです。ドル円は週足がレンジ、日足が上昇バイアス、4時間足が上昇トレンド(パーフェクトオーダー)と、時間軸が短くなるほど上向きの色が濃くなっています。一方で週足のダウ理論は下降トレンド継続のままで、長い時間軸ではまだ方向感がはっきりしません。他の代表的な指標で見ても週足・日足・4時間足のいずれも「買い」で、短期の上向きという見方は揃っています。

ユーロドルは週足が下降バイアス、日足と4時間足が下降トレンド(パーフェクトオーダー)で、テクニカル面でも各時間足で「売り」の評価が並びます。ただし4時間足のダウ理論は上昇トレンド継続となっており、下落一辺倒ではなく短期的な戻りも混じる形です。ポンド円は週足・日足の移動平均がレンジから下降寄りなのに対し、4時間足は上昇バイアスと、時間軸で表情が割れています。

ゴールドは日足で下降トレンド(パーフェクトオーダー)、4時間足は上昇バイアスで、短期の戻りと中期の重さが同居しています。ビットコインは週足こそ上昇バイアスですが、日足と4時間足はレンジ、ダウ理論では下降トレンド継続と読め、勢いは落ち着いた状態です。トレンドの読み方に不安がある方は、ダウ理論の解説も合わせてご覧ください。

主要中銀の政策金利と金利差

各中銀の直近の決定は、いずれも9月の会合で出ています。FRBは9月16日に政策金利を3.75%から4.00%へ引き上げました。日銀は9月18日に1.00%から1.25%へ利上げし、ECBは9月10日に主要政策金利(主要リファイナンス金利)を2.40%から2.65%へ引き上げています。BOEは9月17日に3.75%で据え置きました。

次回会合の日程は、FRBが10月28日、ECBが10月29日、日銀が10月30日、BOEが11月5日です。決まった内容ではなく、今後の発表を待つ段階です。

通貨ペアごとの金利差を、政策金利(米国は誘導目標の上限)で比べると次の通りです。ドル円は、FRBの4.00%と日銀の1.25%で2.75ポイントです。9月に両国が0.25%ずつ引き上げたため、9月前と同じ幅になっています。ユーロドルは、FRBの4.00%とECBの主要リファイナンス金利2.65%で1.35ポイントです。こちらも両者がそろって0.25%引き上げたので、幅は変わっていません。ポンド円は、BOEの3.75%と日銀の1.25%で2.50ポイントです。BOEは据え置き、日銀は利上げしたため、9月前の2.75ポイントから縮まりました。金利差だけで各ペアのトレンドは説明できないので、トレンド一覧の形と並べて見る必要があります。

ドル円を動かしている材料

今週のドル円は158円台前半(MT5で158.261)に位置し、短期足は上向きの形を保っています。相場の動きを一つの原因に断定できる材料はそろっておらず、日米の金利動向と来週の米物価統計への警戒が混在した状態とみるのが妥当です。

ユーロドルは1.12ドル付近の下値圏にあり、安値を割り込むかどうかが短期の焦点になりやすい局面です。ゴールドは日足の下向きが続くなか、4時間足では戻りの動きが出ています。ビットコインは8万ドル台前半で、方向感に乏しい推移でした。

こうした指標発表前後の値動きを前もって確認しておくには、FX経済指標カレンダーの見方が参考になります。

今週の主要経済指標

今週発表された指標の結果は、本稿の作成時点で十分に確認できていないため、数値には触れません。代わりに、週末時点で市場が意識している材料を整理します。

  • 9月にFRB・日銀・ECBがそろって利上げを実施済みで、次の会合は10月下旬に集中している
  • 米国のインフレ関連指標(消費者物価・生産者物価)が来週に控えており、消費者物価の前年比は前回を上回る予想になっている
  • FRB高官の発言が週明けから相次ぐ予定で、政策の方向を探る材料になりやすい

来週の重要経済指標

日時(日本時間)国指標名重要度予想前回
10/13(火) 23:00米国中古住宅販売件数高3.973.98
10/14(水) 10:30中国消費者物価指数(前年比)高1.1%0.8%
10/14(水) 11:10ユーロ圏ECB総裁発言高--
10/14(水) 12:00中国貿易収支高114.5119.1
10/14(水) 12:00中国輸出(前年比)高25.3%25%
10/14(水) 12:00中国輸入(前年比)高23.5%28.2%
10/14(水) 17:30ユーロ圏ECB総裁発言高--
10/14(水) 21:30米国コア消費者物価指数(前月比)高0.2%0.3%
10/14(水) 21:30米国コア消費者物価指数(前年比)高2.5%2.4%
10/14(水) 21:30米国消費者物価指数(前年比)高3.6%3.4%
10/14(水) 21:30米国消費者物価指数(前月比)高0.6%0.4%
10/15(木) 15:00英国GDP(前月比)高-0.1%0.4%
10/15(木) 21:30米国生産者物価指数(前月比)高0.5%0.4%
10/15(木) 22:30米国小売売上高(前月比)高0.3%1.2%
10/16(金) 12:30米国FRB議長発言高--

特に注目は、水曜21時30分(日本時間)の米消費者物価指数です。前年比の予想は3.6%、前回は3.4%で、前月比も予想0.6%と前回0.4%を上回る見込みです。木曜夜には米生産者物価指数と小売売上高が続き、金曜12時30分にはFRB議長の発言が予定されています。発表時刻は日本時間で並べているので、夜間に重なる指標が多い点は事前に確認しておくと安心です。

来週のシナリオ

メインシナリオ:ドル円は158円台での推移が続き、米消費者物価指数が予想並み〜上振れとなれば、短期足の上昇の形が維持される展開です。ここでは4時間足の上向きが続くかどうかが一つの目安になります。

サブシナリオ:米物価指標が予想を下回った場合は、金利見通しが変わり、ドル円が上値を抑えられる可能性があります。週足のダウ理論が下降トレンド継続である点を踏まえると、戻り売りが入りやすい価格帯も意識されます。ユーロドルは下値圏の攻防が続くため、安値更新の有無で見方が変わります。

いずれも想定の一つにすぎません。指標の結果次第で動きが急変することもあるため、発表前後はロットや損切り位置を事前に決めておく備えが重要です。

まとめ

  • ドル円は158円台前半。週足はレンジ、日足と4時間足は上向きで、時間軸ごとに強さが異なる
  • ユーロドルは週足・日足が下降の流れで、下値圏の攻防が焦点
  • 9月にFRB・日銀・ECBが利上げを実施済み。次回会合は10月下旬に集中している
  • 来週の最大の山場は10月14日(水)21時30分の米消費者物価指数。翌日には米生産者物価指数と小売売上高が控える

このレポートを踏まえてトレードを始めたい方へ

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