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さぁ、FXを始めよう!段取りから取引、勉強法など初心者の方必見の情報を紹介します!

FXに興味をもち、やってみようと思った初心者の方向けにイチから解説します。始める前に、こうしてブログを読んだり調べたりするのはまったくもって正解であり、これからも躓いた時や勉強を進める上でどんどん活用することをおすすめします。FXに限らずですが、ともすると莫大な損失を被る危険と常に背中合わせです。退場にならないように精進しましょう。

FXとは

為替取引は歴史が非常に古いのですが、かつては情報が少なく個人で参入するには難しい市場でした。株式と為替では値動きがまるで違うため、「株式投資をやっているけど為替もやってみたい」と思っていたトレーダーも当時は多かったのではないかと思われます。為替を扱うFXのチャートをパソコンで見られるようになり参入者が急増加、昨今ではスマートフォンも活用できるようになったことで老若男女を問わず、ますます手近な金融商品になりました。

FXとは「Foreign eXchange」の略語であり、外国為替証拠金取引という金融派生商品です。世界の各通貨の価値は常に変動しているため、大きなリスクを伴い注意が必要です。余裕資金で取引することを忘れないようにしましょう。

また取引方法としては、自分で判断してエントリーから決済までやる「裁量取引」と、すべてコンピュータ任せにする自動売買:EA(EAは完全自動のものと半自動のものがあります)による取引ができます。FXに取り組める時間や技量を考慮してEAを選ぶのもアリですね。

FXの仕組み

FXではどのような取引になるのかを解説します。

各国の通貨を2つ組み合わせた「通貨ペア」で取引をするのがFXであり、「USドル&円」や「ユーロ&USドル」などは安定した取引量があり人気の通貨ペアです。例えば1日(日足)を基本に考察し、昨日より「上がりそうなので買い(ロング・Ask・buy)」「下がりそうなので売り(ショート・Bid・sell)」を判断して取引をします。チャートには1日という単位だけではなく、月・週・日・時間・分・(秒)のそれぞれを表示できるため、各トレーダーの判断により取引手法が違います。

取引をする際の「価格」と「ローソク足の波形」について、どの通貨ペア「A通貨/B通貨」においても、通貨Aの価格が通貨Bに対して高くなる(A>B)と判断すれば「買い」でエントリーします。チャートが右肩上がりになれば利益が出ます。逆に通貨Bが通貨Aに対して高くなる(A<B)と思うならば「売り」でエントリーします。チャートが右肩下がりになれば利益が出ます。

必要証拠金

取引をする際に、必ず必要になるのが証拠金です。必要証拠金とは、1通貨ペアごとに必要になる最低限の証拠金(担保)のことです。いくら入金すればいいのでしょうか?

必要証拠金 × ポジション保有数量 +α

必要証拠金は固定ではなく、日々変動しています。またFX会社によって%や計算があるようですが、金額が大幅に違うことはないようです。

ご自分の資金に合わせて、取引量やFX会社を考慮しましょう。現在はワンコインで取引できるFX会社もあり選択肢は豊富です。

レバレッジ

FXの特徴は、他の金融商品と違い「レバレッジ」が加わっていることです。日本国内ではレバレッジは25倍までという規制がありますが、海外のFX会社ではレバレッジ888倍、1000倍、最近では無制限という会社もあります。レバレッジをかけることで必要となる証拠金を抑えることができ、その分ポジション(取引LOT数)を多く持って取引することが可能になります。利益が乗るとLOT数分増額できるため爆益になる可能性がありますが、反対に損失も膨らむスピードが速いです。「損切」をしっかりしていくことが大事になります。

ポジションとLOT数

上記したように、取引をするには「証拠金」が必要です。通貨ペアごとに金額が違い、取引LOT数分以上の金額を入金しておきます。以上とするのは、損失に耐える資金が必ず必要になるからです。LOT数(取引量)については、通常の考え方では口座資金の0.5%~5%で運用しておくと急激な動きがあった際にも安心だろうと言われています。また損切については、口座資金の20%以内におさえることが推奨されています。

ポジションとは持ち高のことで、「買いポジション」「売りポジション」といいます。口座資金に合わせてLOT数(取引量)を決めます。「1LOTの買いポジションを持つ」=「ドル円買い1ポジ」などの言い方をします。

スワップ

金利差で利益を得るのは、スワップポイント狙いの取引をする場合です。FX会社により、スワップ額は違いますが、各通貨ペア間の日々毎の金利差✖ポジション数で計算されるため、実質の収益がマイナスでもスワップポイントが増えることがあります。

*例えば、USD/JPYであるFX会社で買い(ロング)のスワップがプラス、売り(ショート)のスワップがマイナスだった場合、買いのポジションを持っていれば、1日ごとにプラスになります。反対に、売りの場合は1日ごとにマイナスになります。このため、当日以内にエントリーと決済をするスキャルピングまたは、デイトレードであれば気にする必要はありませんが、数日~数週間ポジションを保有するスイングトレードでは重要になってきます。プラススワップになる通貨を選んで取引したり、自分の取引したい通貨ペアに対して、優位なスワップポイントの付くFX会社を選ぶなど考慮する必要があります。また、月、火、木、金は1日分ですが、水は3日分が付きますので、覚えておきましょう。

『FX【スワップポイント】で夢の生活!利益率計算や注意点を徹底解説!』を参照してください。

スワップ狙いの取引は「守りのトレード」であり、ほとんどのトレーダーは「攻めのトレード」で利益を狙っています。

FX会社の選び方

まずFX取引ができる業者を選び、取引口座を作る必要があります。国内でも数多く存在するFX会社の中から自分に適した会社を選択するには、いったい何を基準にすればよいのでしょうか。

  • 実績信頼がある
  • 利用者数が多い・高評価である
  • 取引できる通貨ペアなど
  • チャートの種類
  • 取引形式・スプレッド・スワップポイント

身の回りにFX取引をやっている人がいたら、どこのFX会社を使用しているのか、参考に聞いてみるのもいいでしょう。また、このようなブログや動画、また書籍でも多く紹介されています。FX会社では度々スプレッドについてキャンペーンを行いますが、それはあくまで一時的なものと捉え考慮し、通常のスプレッドを調べて選びましょう。

スプレッド

FX取引を開始すると、AskとBidに表示される金額に「差」があることに気付くことでしょう。これがスプレッドといわれるものです。各FX会社で行うキャンペーンでは、期間的にスプレッド幅を狭くすることが多いです。取引をする際に各手数料がありますが、国内では手数料を押さえて顧客を確保している会社が多い印象で、スプレッドもその中の一つです。

取引では、開始した時点で既にスプレッド分の損失があります。上記した損失に耐える資金がここで早速必要となるのです。常にマイナススタートになると覚えておいてください。

日本国内のFX会社ではスプレッドを原則固定にしていることが殆どです。原則とするのは、経済指標や要人発言、またファンダメンタルズなど急激な値動きがあった場合にスプレッドが追いつかずに開くことがあるのです。こういう場面では注文がうまく約定せずにスリッページを起こすことがあります。対して海外FX会社は固定ではなく、板の動きがそのままスプレッドになっていて、スリッページが起こることもほぼありません。

チャートの種類

FX会社では、独自で開発したチャートの他に海外チャートを選択できるところも多くなってきました。海外チャートで人気のメタトレーダー(MT)4&5やトレーディングビューといった高機能チャートを使用することができるのです。とはいえ、独自チャートでも高機能なものは多くなってきています。

初心者のうちは無理に海外の高機能チャートを使うことにこだわらず、チャートそのものにまず慣れることが必須です。取引が始まれば、FX会社に預けた自分の大事な口座資金が増えたり減ったりするので、値動きだけで翻弄されて圧倒されてしまいます。

チャートに慣れて勉強も進み、機能が欲しくなったら海外チャートに目を向けるのもいいでしょう。

FX会社の種類

  • 有名な証券会社が開いているFX部門
  • 証券会社の子会社が運営するFX会社
  • FX専門業者
  • ネット銀行が運営するFX部門
  • 銀行の子会社が運営するFX会社
  • 金融を扱う企業のFX部門
  • 海外のFX会社

以前に比べると細かく煩雑になったFX会社。選択肢が増えたことで参入しやすくなりましたが、選ぶ側は迷いますよね。新設されたFX会社もこれまでの経緯を鑑みて設立されているので、特に日本国内では可もなく不可もないFX会社ばかりです。

FX会社を選ぶポイントで一番大事なことは、追証があるか、ないかです。これは必ずチェックしておきましょう。国内のFX会社は追証制度を設けている会社が多い印象です。

追証とは、取引をする際に必要な証拠金が口座内に不足した場合、ロスカットとはならずに追加証拠金を請求される、というものです。自分の思惑が外れてチャートが逆行した場合に、損切(逆指値S/L)を設定しましょうというのは資金がなくなるのを防ぐことはもちろん、最悪の場合の追証が怖いからに他なりません。余裕資金で取引していても追証制度が採用されていれば、負けが込んで破産することもあるのです。

FX会社を選ぶ際は、強制ロスカット方式であること、またはゼロカットシステムであること、これが絶対条件といえます。

通貨ペアとは

FXは各国の通貨をそれぞれペアにした取引です。USドル/円の他にクロス円があり、ユーロ/円、英ポンド/円、豪/円、カナダドル/円、ニュージードル/円、スイスフラン/円が代表です。ドルストレートと言われるのはユーロ/USドル、英ポンド/USドル、豪/USドル、ニュージードル/USドル。FX会社により取引できる通貨ペアの違いがありますが、上記の通貨ペアはどこでも取引できるでしょう。

通貨ペアを選ぶポイント

まず大事なことは、取引量が安定して流通が多い通貨ペアで取引することです。はじめに記載しましたが、USドル/円、ユーロ/USドルが取引量がもっとも安定してスプレッドが狭く人気通貨ペアといえます。クロス円、ドルストレートは全体的に安定した取引量があるのでおすすめです。

逆にスワップポイントを狙う取引では長期保有することによる損益になりますが、こちらは新興国通貨を選ぶといいといわれていますが取引量が不安定で通常の取引には向きません。代表的な通貨ペアは南アフリカランド/円、メキシコペソ/円、トルコリラ/円が主流です。スワップポイントで生活したいというトレーダーは現在でも勿論いますが、現実的かどうかは世界の情勢などを考慮する必要があります。世界的に情勢が悪いと新興国通貨は売られる傾向にあるため、なかなか金利を追いかけるのは難しいといわざるを得ません。

取引について

FXは世界中で取引されるため、FX会社でも24時間体制になっています。多くは米市場が閉場してオセアニア市場が開くまでにメンテナンス時間を数分割り当てています。週末は日本時間の土曜日の明け方に米市場が閉会して月曜朝のオセアニア開場までが休日になります。

国内のチャートでは、始値が立つ時間が年を通して一定であるチャートが多く、海外チャートでは夏時間(日本時間朝6時から)と冬時間(日本時間朝7時から)が存在し開場と閉場に1時間のタイムラグが発生します。

取引の注意点

オセアニアの開場から1時間程は板が安定しないため、スプレッドの開きが大きいので注意が必要です。これは参加者が少ないために起こることです。世界中の市場が順に開いていくことで参加者が増え安定した動きになります。

取引の流れと取引方式

チャートを考察し、自分のタイミングで買いや売りのエントリーをします。FX会社を経由し、市場に注文が流れます。これがDD方式であり日本国内でまだ多い取引方式です。海外FX会社に多いのは注文が市場にそのまま流れるNDD方式というものです。NDD方式は更に細分化されますが、イメージはダイレクトに注文が流れるということになります。

売買のエントリータイミング

複数の時間足でマルチタイムフレーム(MTF)分析をすることをおすすめします。上位時間足でしっかり考察して「買い」か「売り」を決め、売買のタイミングは上位時間足で新しくローソク足が立ってから判断するといいでしょう。ローソク足の始値終値が重要だと覚えておきましょう。

チャートは波を作りながら動いていて、「波の上から下までとれたらいいな」と思うものですが、そのためには勉強を積まなければなりません。また「トレンドに乗り遅れた」と思うこともありますが、エントリーポイントは1つではありません。諦めずチャートを考察しましょう。

決済

決済については、自分の考察に基づいて決めることです。考察する際に、決済ポイントだけではなく、損切ポイントも決めて「逆指値注文(S/L)」をいれておくことをおすすめします。いざ自分の思惑に反して逆行した場合、冷静に損切できなくなるのが人間です。予め注文をいれておくことで軽い火傷で済むのです。

勉強方法

FX取引を始めると、特に負けた場合に知識を得ようと考えることが多いですね。前もって勉強を進めるトレーダーというのは案外少ないものです。勉強は主にチャート分析であり、ダウ理論やエリオット波動理論、フィボナッチやさまざまなインジケータなどを学ぶことでしょう。これらについては、書籍やブログ、動画などで広く紹介されているので、自分に合った勉強方法を選びましょう。

また、ここで高機能チャートを求めることになるかもしれません。メタトレーダーは無料で提供、トレーディングビューも一部無料で使用できます。取引口座とは別にこれらのチャートを使用してみることをおすすめします。

FXに沼る:まとめ

値動きはジェットコースターのようで、手持ちの資金が増えたり減ったりする動きには中毒性があります。ここには「甘い沼」と「辛い沼」があるのです。なるべく辛い沼にハマらないようにしたいので、そのためには資金管理方法をしっかりと学び、利益確定と損切をしっかり管理することです。強制ロスカットにならないように退場しないように、追加の入金をしないで済むように管理し、長くチャレンジしていきましょう。無理な取引をして1発退場や、コツコツ増やした利益を一回のトレードでドカンと飛ばすことのないようにすることが大切です。ほとんどの新規参入者は1~2年で相場から退場することが多いです。相場に長く居続けることが重要です。

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