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【日報】2026年11月3日:米イラン協議への期待で金が急反発、ドル円は158円目前まで上昇

この記事を読むとこうなります:11月2日の相場で金が大きく反発した背景(米イラン協議への期待と原油安)と、157円台後半まで戻したドル円の位置づけがわかります。あわせて、本日の米中間選挙と、ISM非製造業景況指数・ユーロ圏の物価統計など明日以降の材料も一度に整理できます。

⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。

本日の値動き

下表は2026年11月2日(月)の24時間(UTC基準)の値動きです。

銘柄始値高値安値終値前日比
USD/JPY157.379157.995157.379157.908+0.26%
EUR/USD1.115671.123651.115021.11856+0.18%
GBP/JPY210.766212.106210.737211.700+0.35%
GOLD (XAU/USD)3,880.433,970.323,878.673,946.50+1.79%
BTC/USD77,876.0178,865.3876,686.6076,820.08-1.40%

※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。

11月2日にもっとも大きく動いたのはゴールドで、3,880ドル台から一時3,970ドル台まで買われ、終値は3,946.50ドル(+1.79%)でした。ドル円は始値がそのまま安値となる一方向の上げで、158円目前の157.995円まで上昇し、157.908円で引けています。ユーロドルとポンド円も小幅高でした。反対にビットコインは8万ドルを一度も回復できず、76,820ドル(-1.40%)と安値圏で取引を終えています。

今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)

銘柄現在値週足日足4時間足
USD/JPY157.908下降バイアス/下降トレンド継続上昇バイアス/収束(保ち合いの可能性)上昇バイアス/拡大レンジ
EUR/USD1.11864下降バイアス/下降トレンド継続下降トレンド(パーフェクトオーダー)/下降トレンド継続上昇バイアス/上昇トレンド継続
GBP/JPY211.693下降バイアス/下降トレンド継続上昇バイアス/上昇トレンド継続上昇トレンド(パーフェクトオーダー)/上昇トレンド継続
GOLD (XAU/USD)3,949.98下降バイアス/下降トレンド継続下降トレンド(パーフェクトオーダー)/下降トレンド継続下降トレンド(パーフェクトオーダー)/下降トレンド継続
BTC/USD76,798.53上昇バイアス/上昇トレンド継続下降バイアス/拡大レンジ下降トレンド(パーフェクトオーダー)/上昇トレンド継続

※価格はMT5データに基づくため、他チャートとは多少異なる場合があります。

表の見方は「移動平均線による判定/ダウ理論による判定」です。

ドル円は週足が下降方向のまま、日足・4時間足は上昇バイアスに切り替わっています。別の指標で見ても日足・4時間足は「買い」、週足は「中立」で、短期は戻り基調、長い時間軸では方向感が定まっていないという点で見方はおおむね揃っています。日足は値幅が縮む保ち合いの形でもあり、上下どちらに放れるかを見極める局面です。

ユーロドルは週足・日足が下降、4時間足だけが上昇という構図です。テクニカル面でも週足・日足は「売り」、4時間足は「買い」と、時間軸によって評価がはっきり割れています。大きな流れは下向きのなかで、目先は戻りを試している状態と読めます。

ポンド円は日足・4時間足が上昇で、4時間足は移動平均線が上から順に並ぶパーフェクトオーダーです。他の代表的な指標でも4時間足・週足は「買い」で、短期の上昇基調は確認しやすい形です。一方で日足は「中立」にとどまり、週足のダウ理論は下降継続のままです。

ゴールドは大きく反発したものの、週足から4時間足まですべて下降判定のままです。別の指標で見ても日足・4時間足は「売り」で、今回の上げはまだ下降トレンドのなかでの反発という位置づけです。ここから戻りが続くのか、売り直されるのかが次の焦点になります。

ビットコインは週足こそ上昇判定ですが、日足は下降バイアス、4時間足の移動平均線は下降のパーフェクトオーダーです。テクニカル面でも4時間足は「強い売り」、日足は「売り」と、短期の弱さが際立っています。時間軸ごとに見え方が違うため、どの時間軸を基準にするかを先に決めておくと判断がぶれにくくなります。

値動きの背景

米イラン協議への期待で原油が急落、金は反発

11月2日の相場でもっとも大きな材料となったのは、米国とイランの和平に向けた協議への期待です。週末にイランとカタールの当局者による協議が伝わり、中東の原油供給が落ち着くとの期待が広がりました。これを受けて原油は大きく値を下げ、米WTI原油先物は6%を超える下落となったと複数のメディアが報じています。

同じ日に金と銀はそろって買われました。原油安でインフレへの警戒が和らいだことが、金の支えになったとの見方が出ています。金の値動きと金利・ドルの関係は金トレードの基本で詳しく取り上げています。ただし、協議の行方には慎重な見方も出ています。

米国株はハイテク株が重く、指数はまちまち

米国株は、ハイテク株の売りが続いてナスダック総合指数が下落した一方、ダウ平均は上昇と、まちまちの動きでした。AI関連の巨額投資への警戒が再び意識されてハイテク株が売られ、原油安による支えを打ち消した格好です。

ドル円は円安方向へ、財務相のけん制も効果は限定的

ドル円は週明けから底堅く推移しました。11月2日には片山財務相が、為替市場で無秩序な動きや過度な投機が見られれば対応すると述べ、米国と緊密に連携していることにも触れましたが、円買いの勢いにはつながりませんでした。

ビットコインは8万ドルを下回ったまま

ビットコインは11月2日の高値でも78,865ドルにとどまり、8万ドルを下回ったまま推移しました。ハイテク株安が続くなかで、8万ドル割れの水準で損失を確定させる売りが膨らんだことも意識されています。

なお、米国は11月1日に冬時間へ移行しており、米国の経済指標の発表は日本時間で夏時間より1時間遅くなります。切り替えの詳細はFXの冬時間はいつからにまとめています。

本日の重要経済指標

日時国指標名重要度予想前回
11/03(火) 09:00米国米中間選挙高--

この時間以降に投票が進み、結果次第で値動きが変わる可能性があります。開票の行方によっては、為替・株式ともに振れやすくなる点に注意が必要です。

明日の注目材料

  • 米中間選挙の開票結果と、それを受けた株式・ドルの反応
  • 米JOLTS求人件数(予想713万件、前回707.9万件)と米製造業受注(前月比、予想1.2%、前回0.1%)
  • ユーロ圏消費者物価指数・速報値(前年比 予想3.9%、前回3.8%/コア前年比 予想2.5%、前回2.5%)
  • 米ADP雇用統計(予想6.5万人、前回9.0万人)と米ISM非製造業景況指数(予想54.8、前回54.9)
  • 日銀金融政策決定会合の議事要旨。会合の結果が相場にどう響くかは政策金利・FOMC・日銀会合の見方で整理しています
  • 米イラン協議の続報と原油価格の動き

まとめ

  • 11月2日は米イラン協議への期待から原油が急落し、ゴールドは3,946.50ドル(+1.79%)まで反発しました。ただし全時間足のトレンド判定は下降のままです。
  • ドル円は157.908円まで上昇。財務相のけん制が出たものの、短期は戻り基調、週足は方向感待ちという形です。
  • ビットコインは8万ドルを下回ったまま76,820ドルで終え、4時間足・日足の弱さが目立ちます。
  • 本日は米中間選挙。結果を受けて相場が大きく動く可能性があり、ポジション量には余裕を持たせておきたい局面です。

このレポートを踏まえてトレードを始めたい方へ

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注意事項(本レポートについて)

  • 本レポートは、当サイトが独自に収集した情報(移動平均線・ダウ理論等に基づく機械的なトレンド判定、および公開されているニュース・経済指標情報)をもとに作成した情報提供・参考情報であり、金融商品取引法にもとづく投資助言を目的としたものではありません。
  • 価格データはMT5(XS Fintech)を使用しており、日足は協定世界時(UTC)を基準に区切っています。TradingView等の他のチャートサービスや取引所とは表示タイムゾーンや参照する取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。
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  • 過去のトレンド分析や値動きの傾向は、将来の相場の動きを保証するものではありません。相場は経済指標・要人発言・地政学リスクなど様々な要因で急変する可能性があります。
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