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【日報】2026年11月5日:原油急落でドル安、金は4,000ドル台・BTCは8万ドル台に上昇

この記事を読むとこうなります:11月4日(水)に原油の急落とドル安を受けて金とビットコインが大きく上昇した流れと、今夜の英中銀(BoE)の政策金利発表、明日の米雇用統計に向けた主要5資産の目線をまとめて把握できます。

⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。

本日の値動き

以下は2026年11月4日(水)の24時間(UTC基準の日足)の値動きです。ゴールドが3%を超える上昇、BTC/USDも3%近い上昇となった一方、ドル円は小幅に下落して取引を終えました。

銘柄始値高値安値終値前日比
USD/JPY158.645158.713157.395158.398-0.16%
EUR/USD1.118881.127251.118441.12249+0.32%
GBP/JPY212.794213.765212.118213.398+0.27%
GOLD (XAU/USD)3931.424070.533919.904060.22+3.31%
BTC/USD77946.7481176.4475733.1880255.80+2.97%

※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。

ドル円は一時157.395円まで下げたものの、終値は158.398円と下ヒゲを残して158円台を保ちました。ユーロドルは1.12台に乗せ、ポンド円も213円台で引けています。目立ったのはゴールドで、3,931ドル台から4,070ドル台まで駆け上がり、4,000ドルの大台を上回って取引を終えました。BTC/USDも75,000ドル台まで下押ししてから切り返し、終値は80,000ドル台です。

今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)

移動平均線の並びとダウ理論にもとづくトレンド判定です。各セルは「移動平均線の判定/ダウ理論の判定」を表しています。

銘柄現在値週足日足4時間足
USD/JPY158.367レンジ/下降トレンド継続上昇バイアス/上昇トレンド継続上昇バイアス/収束(保ち合いの可能性)
EUR/USD1.12301下降バイアス/下降トレンド継続レンジ/拡大レンジ上昇バイアス/上昇トレンド継続
GBP/JPY213.345上昇トレンド(パーフェクトオーダー)/下降トレンド継続上昇バイアス/上昇トレンド継続上昇トレンド(パーフェクトオーダー)/上昇トレンド継続
GOLD (XAU/USD)4063.47下降バイアス/下降トレンド継続下降トレンド(パーフェクトオーダー)/下降トレンド継続上昇バイアス/上昇トレンド継続
BTC/USD80542.6上昇バイアス/上昇トレンド継続レンジ/下降トレンド継続上昇バイアス/拡大レンジ

※価格はMT5データに基づくため、他チャートとは多少異なる場合があります。

USD/JPYは日足・4時間足で上昇バイアスが続いています。他の代表的な指標で見ても週足・日足・4時間足とも総合評価は「買い」で、短期の上向きという見方は揃っています。ただ、週足ではダウ理論上の下降トレンドが残り、4時間足も値幅が縮まって保ち合いの形です。158円台で上にも下にも抜け切れていない状態と捉えるのが自然でしょう。

EUR/USDは4時間足で上昇トレンドが続く一方、週足は下降方向です。テクニカル面でも週足は「売り」、日足は「中立」、4時間足は「買い」と、時間軸によって評価がきれいに分かれています。短期の戻りが週足の下降トレンドを崩すところまで続くかが焦点です。

GBP/JPYは日足・4時間足とも上昇トレンドで、週足でも移動平均線はパーフェクトオーダーです。別の指標でも週足は「強い買い」、日足・4時間足は「買い」となっており、5資産の中で最も上方向の見方が揃っています。今夜のBoEの結果しだいではポンドが大きく振れやすい点には注意が必要です。

GOLDは4時間足で上昇トレンドに転じたものの、日足は下降のパーフェクトオーダー、週足も下降方向のままです。テクニカル面でも日足は「売り」、4時間足は「買い」と割れており、昨日の急伸はあくまで短期の反発として見られている段階です。BTC/USDは週足が上昇方向、日足はダウ理論上の下降トレンドが残る形で、他の指標では日足も「買い」と評価されているため、日足の判断は見方が分かれています。

値動きの背景

4日の市場で最も大きかった材料は、米中間選挙の結果です。民主党の優勢が伝わり、議会が政権の対イランの軍事行動にブレーキをかけるとの見方が広がりました。これを受けて米国株は大きく上昇しています。

同時に、イランをめぐる攻撃激化への懸念が和らいだことで原油先物が急落しました。原油安はインフレ懸念の後退につながり、米長期金利の低下とドル売りを招いたとの見方が出ています。ドル円がNY時間に反落し、ユーロドルが上昇したのは、この流れに沿った動きです。ただし円も積極的に買われたわけではなく、ドル円は158円台を割り込まずに引けています。

金利低下とドル安は、利息を生まないゴールドにとって追い風になりやすい組み合わせです。昨日の3%超の上昇も、こうした環境の変化が意識された結果と考えられます。BTC/USDは株高・原油安によるリスク選好の回復に加え、80,000ドル到達の前後でポジションの強制決済(清算)が膨らみ、値動きを大きくしたとの見方も出ています。

本日の重要経済指標

今夜の最大の注目は、日本時間21:00の英中銀(BoE)政策金利発表です。前回9月の会合では政策金利3.75%の据え置きが6対3で決まり、3名が4%への利上げを支持しました。今回は4%への利上げが予想されていて、金利の数字だけでなく票の割れ方や今後の方針がポンドの動きを左右しそうです。政策金利発表の基本的な見方は政策金利・FOMC・日銀会合の見方と過去の値動きでまとめています。

日時国指標名重要度予想前回
11/05(木) 17:30EU建設業PMI(S&Pグローバル)中--
11/05(木) 18:00GB新車登録台数中-350536
11/05(木) 18:30GB全セクターPMI(S&Pグローバル)中--
11/05(木) 18:30GB建設業PMI(S&Pグローバル)中46.1-
11/05(木) 21:00GB英中銀(BoE)政策金利(%)高4-
11/05(木) 21:00GBBoE金融政策委員会 利下げ票数中00
11/05(木) 21:00GBBoE金融政策委員会 利上げ票数中73
11/05(木) 21:00GBBoE金融政策委員会 据え置き票数中26
11/05(木) 22:30US単位労働コスト(前期比・速報値、%)中0.61.3
11/05(木) 22:30US非農業部門労働生産性(前期比・速報値、%)中2.81.4
11/05(木) 22:30US新規失業保険申請件数(千件)中196194
11/05(木) 22:30US米農務省 豚肉純輸出成約高中-42.3
11/05(木) 22:30US米農務省 豚肉輸出成約高(総計)中-44.9

この時間以降に発表があるため、結果次第で値動きが変わる可能性があります。

明日の注目材料

  • 米雇用統計:非農業部門雇用者数は予想65・前回29(単位:千人)、失業率は予想4.2%・前回4.2%。平均時給(前月比)は予想0.3%・前回0.1%です。ドル円・ゴールドともに大きく動きやすい材料で、発表後の値動きの傾向は米雇用統計の見方と過去10年の値動きで振り返れます。
  • 米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値):予想48・前回46.3。
  • 今夜のBoEの結果を受けたポンドの動きが続くかどうか。
  • 原油の下落が続くか、イラン情勢をめぐる報道で再び反発するか。ゴールドやドルの方向にも影響しやすい材料です。

まとめ

  • 11月4日は米中間選挙の結果と原油の急落を受けてドルが売られ、ゴールドは4,060ドル台、BTC/USDは80,000ドル台で引けました。
  • ドル円は157.395円まで下げた後に戻し、158円台を保っています。短期の時間足は上向きでも、週足と4時間足の形からは方向感の乏しさもうかがえます。
  • ゴールドの上昇は4時間足までにとどまり、日足・週足は下降方向のままです。反発が続くかどうかはまだ見極めの段階です。
  • 今夜はBoE、明日は米雇用統計と、ポンドとドルが大きく振れやすいイベントが続きます。発表前後はポジションの大きさを抑えるなど、急変への備えを意識しておきたいところです。

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