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【日報】2026年9月10日:中東緊迫とベッセント発言で円買い優勢、ゴールドは4400ドル台に上昇

この記事を読むと、中東情勢の緊迫化とベッセント米財務長官の円安けん制発言を受けた円買いの動きと、ドル円・ユーロドル・ポンド円・ゴールド・ビットコインを含めた今週の目線が3分でつかめます。

⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。

本日の値動き

以下は2026年9月9日(水)の24時間の値動きです。中東情勢の緊迫化とベッセント米財務長官の円安けん制発言を受けて円買いが強まり、ドル円・ポンド円が下落した一方、ゴールドは安全資産買いで大きく上昇しました。

資産始値高値安値終値前日比
USD/JPY153.91153.939152.932153.479-0.29%
EUR/USD1.162151.165361.161781.1632+0.07%
GBP/JPY208.413208.44207.391207.914-0.26%
GOLD (XAU/USD)4355.184434.074341.374401.72+1.06%
BTC/USD78474.5879746.2577910.5378290.36-0.26%

※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。

今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)

移動平均線の並びとダウ理論にもとづく機械的なトレンド判定は以下の通りです。

資産時間軸価格移動平均トレンドダウ理論
USD/JPY週足153.337下降バイアス下降トレンド継続
日足153.337下降バイアス拡大レンジ
4時間足153.337下降トレンド(パーフェクトオーダー)収束(保ち合いの可能性)
EUR/USD週足1.1637上昇バイアス下降トレンド継続
日足1.1637上昇バイアス収束(保ち合いの可能性)
4時間足1.1637上昇トレンド(パーフェクトオーダー)上昇トレンド継続
GBP/JPY週足207.803下降バイアス下降トレンド継続
日足207.803下降バイアス拡大レンジ
4時間足207.803下降トレンド(パーフェクトオーダー)収束(保ち合いの可能性)
GOLD (XAU/USD)週足4400.55レンジ収束(保ち合いの可能性)
日足4400.55レンジ収束(保ち合いの可能性)
4時間足4400.55下降バイアス下降トレンド継続
BTC/USD週足77913.96レンジ下降トレンド継続
日足77913.96レンジ上昇トレンド継続
4時間足77913.96下降バイアス収束(保ち合いの可能性)

※価格はMT5データに基づくため、他チャートとは多少異なる場合があります。

ドル円は自前の判定でも週足・日足がそろって下降バイアス、4時間足は「下降トレンド(パーフェクトオーダー)」と短期的な下値の勢いが強い状態です。他の代表的な指標でも週足・日足・4時間足のすべてで売り優勢の評価がそろっており、見方が揃っています。

ユーロドルは自前の判定でも週足・日足がそろって上昇バイアス、4時間足は「上昇トレンド(パーフェクトオーダー)」となっており、他の代表的な指標でも全時間軸で買い優勢の評価がそろっています。特に4時間足は強い買いとなっており、短期的な上昇の勢いが目立ちます。

ポンド円もドル円と同様に、自前の判定・他の代表的な指標のいずれも売り優勢の評価がそろっており、4時間足は「下降トレンド(パーフェクトオーダー)」と短期的な下値の勢いが強い状態です。

ゴールドは自前のトレンド判定では週足・日足が「レンジ」、4時間足のみ下降バイアスとなっている一方、他の代表的な指標では週足・日足が買い優勢、4時間足は売りと時間軸によって評価が割れています。前日比+1.06%とまとまった上昇となっており、中東情勢の緊迫化を受けた安全資産買いが支えになったとみられます。

ビットコインは自前の判定で日足が「上昇トレンド継続」となっている一方、4時間足は下降バイアスと短期的な重さも見られます。他の代表的な指標でも週足は買い優勢、日足は中立、4時間足は売りと評価が分かれており、方向感に乏しい状態が続いています。

値動きの背景

ドル円はベッセント米財務長官の円安けん制発言を受けたドル売り・円買いに加え、日銀の早期追加利上げ観測やレパトリエーション(国内資金回帰)観測も重なり、153円台前半まで値を下げました。一時は米財務省の長期国債買戻しオペが市場の一部予想規模を下回ったことをきっかけに長期金利が上昇し、ドル買いに転じる場面もありましたが、円買いの流れを覆すには至りませんでした。ポンド円もドル円と連動する形で下落しています。

中東情勢は米国とイランによるホルムズ海峡周辺での攻撃応酬が激化し、原油価格が7営業日続伸で約3カ月半ぶりの高値を付けるなど緊迫化が続いています。これを受けたリスク回避の動きからゴールドへの資金流入が強まり、前日比+1.06%と上昇しました。実質金利や中央銀行の金購入動向などゴールドの値動きを左右する要因については金トレードの基本ガイドで詳しく解説しています。ビットコインはゴールデンクロスの出現で弱気相場からの転換を指摘する声も出ていますが、方向感に乏しく前日比小幅安(-0.26%)での推移にとどまりました。

本日の重要経済指標

日時指標名重要度予想前回
09/10(木) 08:01GB住宅価格指数(RICS)-31-30
09/10(木) 21:15EUECB政策金利2.65%2.40%
09/10(木) 21:15EU中銀預金金利2.50%2.25%
09/10(木) 21:30US新規失業保険申請件数20.5万件20.6万件
09/10(木) 21:30USコア生産者物価指数(前月比)+0.3%+0.2%
09/10(木) 21:30US生産者物価指数(前月比)+0.4%0%
09/10(木) 21:45EUECB総裁記者会見
09/10(木) 23:00US中古住宅販売件数398万件406万件
09/10(木) 23:00US中古住宅販売件数(前月比)-1.7%

この時間以降に発表があるため、結果次第で値動きが変わる可能性があります。

明日の注目材料

  • 11日15:00発表の英GDP(月次、予想0.0%、前回+0.3%)と鉱工業生産・貿易収支
  • 11日21:30発表の米消費者物価指数(前年比予想+3.4%、前月比予想+0.4%)とコアCPI(前年比予想+2.4%、前月比予想+0.2%)
  • 11日23:00発表の米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想51.0、前回51.7)とラガルドECB総裁発言
  • 本日21:15のECB政策金利発表とラガルド総裁会見を受けたユーロの反応
  • 中東情勢の緊迫化を受けた原油高・リスク回避の流れが続くか

まとめ

  • ドル円はベッセント長官の円安けん制発言と日銀利上げ観測を受けた円買いで153.479円(-0.29%)まで下落、下降トレンドが継続
  • ポンド円もドル円と連動して207.914円(-0.26%)まで下落
  • ユーロドルは1.1632ドル(+0.07%)とほぼ横ばい、短期的には上昇の勢いが目立つ
  • ゴールドは中東情勢の緊迫化を受けた安全資産買いで4401.72ドル(+1.06%)まで上昇
  • ビットコインは78290.36ドル(-0.26%)と小幅安、方向感に乏しい推移
  • 明日は英GDP、米CPI・コアCPI、ミシガン大学消費者信頼感指数に注目

このレポートを踏まえてトレードを始めたい方へ

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注意事項(本レポートについて)

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