【日報】2026年9月2日:中東リスクで原油急伸、ドル円は反発・ゴールドは逆行安
この記事を読むと、本日のドル円・ユーロドル・ポンド円・ゴールド・BTCの値動きと背景、今週の目線、そして今夜以降に控える経済指標が3分でつかめます。
⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。
本日の値動き
以下は2026年9月1日(火)の24時間(UTC基準)の値動きです。中東情勢の緊迫化を受けて原油価格が急伸し、インフレ再燃への警戒から米長期金利が上昇。ドルが買われる一方でゴールドは重荷を負う展開となりました。
| 通貨ペア | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | 159.695 | 160.267 | 159.630 | 160.134 | +0.27% |
| EUR/USD | 1.16100 | 1.16240 | 1.15843 | 1.15913 | -0.21% |
| GBP/JPY | 216.400 | 216.828 | 216.324 | 216.463 | +0.03% |
| GOLD | 4447.76 | 4461.43 | 4322.76 | 4328.13 | -2.72% |
| BTC/USD | 78826.98 | 79176.29 | 76357.75 | 77394.04 | -1.83% |
※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。
今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)
移動平均線とダウ理論にもとづく機械的なトレンド判定は以下の通りです。ドル円は週足・日足・4時間足のいずれも上昇方向で見方が揃っており、他の代表的な指標でも押し目を拾う動きが優勢です。一方でユーロドルやゴールドは時間軸によって評価が割れており、方向感を絞りにくい状況が続いています。
| 通貨ペア | 時間足 | 価格 | 移動平均トレンド | ダウ理論トレンド |
|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | 週足 | 160.204 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 収束(保ち合いの可能性) |
| USD/JPY | 日足 | 160.204 | レンジ | 上昇トレンド継続 |
| USD/JPY | 4時間足 | 160.204 | 上昇バイアス | 上昇トレンド継続 |
| EUR/USD | 週足 | 1.15921 | レンジ | 下降トレンド継続 |
| EUR/USD | 日足 | 1.15921 | レンジ | 上昇トレンド継続 |
| EUR/USD | 4時間足 | 1.15921 | 下降バイアス | 収束(保ち合いの可能性) |
| GBP/JPY | 週足 | 216.514 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 下降トレンド継続 |
| GBP/JPY | 日足 | 216.514 | 上昇バイアス | 上昇トレンド継続 |
| GBP/JPY | 4時間足 | 216.514 | 下降バイアス | 収束(保ち合いの可能性) |
| GOLD | 週足 | 4329.43 | 下降バイアス | 収束(保ち合いの可能性) |
| GOLD | 日足 | 4329.43 | レンジ | 上昇トレンド継続 |
| GOLD | 4時間足 | 4329.43 | 下降バイアス | 下降トレンド継続 |
| BTC/USD | 週足 | 77210.0 | レンジ | 下降トレンド継続 |
| BTC/USD | 日足 | 77210.0 | 上昇バイアス | 上昇トレンド継続 |
| BTC/USD | 4時間足 | 77210.0 | 下降バイアス | 下降トレンド継続 |
※価格はMT5データに基づくため、他チャートとは多少異なる場合があります。
値動きの背景
ドル円は米国の製造業景況指数や雇用関連指標が市場予想を下回ったことで一時159円90銭近辺まで軟化する場面がありました。しかし中東情勢の緊迫化を受けて原油先物が急伸すると流れが一変します。インフレ再燃への警戒から米長期金利が跳ね上がり、いわゆる「有事のドル買い」も重なって、ドル円は160円台を回復して引ける展開となりました。
ゴールドは本来こうした地政学リスクの高まりで買われやすい資産ですが、今回は逆行安となりました。原油高によるインフレ懸念が米金利上昇の圧力につながり、金利を生まないゴールドの投資妙味を薄れさせたためです。年内の利上げ観測が強まっていることも重荷となり、週足では底堅さを残しつつも日足・4時間足では売り優勢の評価に転じています。
ユーロドルは債券利回りの上昇と株安を背景にドルが選好され、上値の重い展開でした。BTCも株式市場の軟調さにつれて上値を切り下げており、リスク資産全般に金利上昇の重さが波及した一日だったと言えそうです。
本日の重要経済指標
| 日時 | 国 | 指標名 | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 09/02(水) 10:30 | JP | 日銀高田審議委員 発言 | 中 | – | – |
| 09/02(水) 20:00 | US | MBA住宅ローン金利(30年固定) | 中 | – | 6.78 |
| 09/02(水) 21:15 | US | ADP雇用者数変化 | 中 | 48千人 | 44千人 |
| 09/02(水) 23:00 | US | 製造業受注(前月比) | 中 | +0.7% | -0.3% |
| 09/02(水) 23:30 | US | EIAガソリン在庫変動 | 中 | – | -2.536 |
| 09/02(水) 23:30 | US | EIA原油在庫変動 | 中 | – | 0.095 |
この時間以降に発表があるため、結果次第で値動きが変わる可能性があります。特にADP雇用者数は週末の米雇用統計を占う材料として注目度が高く、市場予想を大きく外れた場合はドル円のボラティリティが高まりやすい点に留意しておきたいところです。
明日の注目材料
- 米ISM非製造業景況指数(重要度「高」、予想54.3・前回54.1)— 景気の強さを測る材料として最重要視されそうです
- 米貿易収支・輸出入(予想-90.0十億ドル・前回-73.3十億ドル)
- 米新規失業保険申請件数(予想20.5万件・前回20.3万件)
- 中国RatingDogサービスPMI(予想50.6・前回50.4)
- 日本の家計調査(前年比・前月比)— 個人消費の勢いを見極める材料
- Fedウォラー理事、ハマック総裁の発言 — 利上げ観測の温度感を測るうえで要注目
まとめ
- 中東情勢の緊迫化による原油急伸とインフレ警戒で米金利が上昇、ドル円は160円台を回復
- ゴールドは地政学リスクにもかかわらず利上げ観測を嫌気して逆行安、日足・4時間足では売り優勢の評価に
- ユーロドル・BTCも金利上昇の重さを受けて上値の重い展開
- 本日はADP雇用者数、明日は重要度「高」のISM非製造業景況指数が最大の注目材料
このレポートを踏まえてトレードを始めたい方へ
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- 本レポートは、当サイトが独自に収集した情報(移動平均線・ダウ理論等に基づく機械的なトレンド判定、および公開されているニュース・経済指標情報)をもとに作成した情報提供・参考情報であり、金融商品取引法にもとづく投資助言を目的としたものではありません。
- 価格データはMT5(XS Fintech)を使用しており、日足は協定世界時(UTC)を基準に区切っています。TradingView等の他のチャートサービスや取引所とは表示タイムゾーンや参照する取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。
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