【日報】2026年8月22日:ゴールドが上昇、ビットコインは急伸
この記事を読むとこうなります
→ 本日のドル円・ユーロドル・ポンド円・ゴールド・ビットコインの値動きが数字で分かります
→ 週足・日足・4時間足それぞれのトレンドが一目で分かります
→ ゴールド上昇とビットコイン急伸の背景、週明けの注目材料が分かります
⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。
本日の値動き
2026年8月21日(金)NY市場終値時点のOHLC(始値・高値・安値・終値)と前日比は以下の通りです。
| 資産 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | 158.938 | 159.129 | 158.349 | 158.95 | -0.04% |
| EUR/USD | 1.1675 | 1.1711 | 1.16682 | 1.16758 | -0.01% |
| GBP/JPY | 216.678 | 217.098 | 216.451 | 216.895 | +0.06% |
| GOLD (XAU/USD) | 4520.03 | 4632.07 | 4508.85 | 4604.96 | +1.90% |
| BTC/USD | 72683.89 | 79522.95 | 72513.23 | 77534.59 | +6.66% |
ドル円は158.938円で始まり一時159.129円まで上値を試す場面もありましたが上げ幅を維持できず、終値は158.95円(前日比-0.04%)とほぼ横ばいで終えています。連動してポンド円も217.098円まで上昇後に伸び悩み、終値は216.895円(+0.06%)とこちらも小動きでした。ユーロドルもほぼ変わらず(-0.01%)。一方でゴールドは4520ドル台から4632.07ドルまで大きく買われ、終値は4604.96ドル(+1.90%)と主要資産の中で明確な上昇を見せました。もっとも値動きが大きかったのはビットコインで、7万2000ドル台から一時7万9500ドル台まで急伸し、終値は77534.59ドル(+6.66%)と主要5資産の中で突出した上昇となりました。
今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)
移動平均線の並び(パーフェクトオーダーなど)とダウ理論による高値・安値の切り上げ/切り下げ判定をもとにした、各時間足のトレンド状況です。
| 資産 | 時間軸 | 価格 | 移動平均トレンド | ダウ理論 |
|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | 週足 | 158.95 | レンジ | 収束(保ち合いの可能性) |
| 日足 | 158.95 | 下降バイアス | 収束(保ち合いの可能性) | |
| 4時間足 | 158.95 | レンジ | 収束(保ち合いの可能性) | |
| EUR/USD | 週足 | 1.16758 | 上昇バイアス | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 1.16758 | 上昇バイアス | 拡大レンジ | |
| 4時間足 | 1.16758 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 拡大レンジ | |
| GBP/JPY | 週足 | 216.895 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 216.895 | 上昇バイアス | 拡大レンジ | |
| 4時間足 | 216.895 | 上昇バイアス | 上昇トレンド継続 | |
| GOLD (XAU/USD) | 週足 | 4604.96 | 上昇バイアス | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 4604.96 | 上昇バイアス | 上昇トレンド継続 | |
| 4時間足 | 4604.96 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 上昇トレンド継続 | |
| BTC/USD | 週足 | 78429.93 | レンジ | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 78429.93 | 上昇バイアス | 上昇トレンド継続 | |
| 4時間足 | 78429.93 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 上昇トレンド継続 |
ドル円は週足・4時間足がともに「レンジ」、日足のみ「下降バイアス」となっており、他の代表的な指標でも日足・4時間足の総合評価は「売り」で短期的な上値の重さを示す評価が並んでいます。実際の値動きは159円台まで戻す場面もあり、方向感を欠いたまま神経質な展開が続きそうです。一方でユーロドル・ポンド円・ゴールド・ビットコインは、移動平均トレンドと他の代表的な指標の評価がいずれも「買い」方向で概ね揃っており、見方が揃っている状態です。とりわけビットコインは4時間足が上昇のパーフェクトオーダーを形成し、テクニカル面でも強気の評価が優勢となっており、本日の急伸を裏づける形となりました。
値動きの背景
この日は米長期金利の上昇がドル買い材料となりました。前日にいったん低下した米長期金利は、米新規失業保険申請件数が予想を下回り雇用環境の底堅さが確認されたことや、8月フィラデルフィア連銀景況指数の上振れを受けて再び水準を切り上げ、日米金利差の拡大が意識されました。あわせて対イラン制裁強化観測に伴う原油高、ベッセント米財務長官が「強いドル政策」の維持を改めて示したことも円売り・ドル買い材料となりました。もっとも、日銀の早期利上げ観測は根強く、160円が政府・日銀の防衛ラインとして意識される水準に近づいたことで為替介入への警戒感も強まり、ドル買い材料と綱引きとなった結果、ドル円・ポンド円ともにほぼ横ばいで一日を終えています。
ビットコインの急伸は、米財務省が長期国債の買い戻し規模を1回あたり最大40億ドル超へ拡大し、9月9日から実施すると発表したことが引き金となりました。これを受けて長期金利の低下観測が強まり、株式や暗号資産などリスク資産への資金流入が進んだ形です。同様の長期金利低下観測は、質への逃避需要とも相まってゴールドの上昇を後押しした面もあるとみられます。あわせてトランプ米大統領の暗号資産政策への期待や、仮想通貨関連の法整備を巡る動きが弱気ポジションの巻き戻しを誘発し、節目を突破したことで損切りの強制決済が連鎖したことも上昇に拍車をかけました。ビットコインの入出金を検討している方は、急な値動きの局面ほど手続きの流れを事前に把握しておくと安心です。なお経済指標では、英国の小売売上高(前月比)が市場予想通りマイナス0.5%となった一方、米欧のPMI速報値は総じて予想を上回る内容となり、リスク選好の地合いを後押ししました。
明日の注目材料
- 週末はFX主要通貨・ゴールドの取引が閑散となる一方、24時間取引のビットコインの値動きは要警戒
- ビットコインはファンディングレートが20カ月ぶりの高水準との指摘もあり、短期的な過熱感への警戒
- ドル円160円接近時における政府・日銀の為替介入への警戒感
- 9月の日銀金融政策決定会合に向けた早期利上げ観測の強まり
- 米財務省による国債買い戻し拡大(9月9日実施予定)を受けた米長期金利の動向
- 来週後半に見込まれるジャクソンホール会議を控えたFRB高官発言への注目
まとめ
- ドル円は158.95円(-0.04%)、ポンド円は216.895円(+0.06%)とともにほぼ横ばいの一日
- ゴールドは4604.96ドル(+1.90%)まで上昇し、堅調な値動きに
- ビットコインは77534.59ドル(+6.66%)まで急伸し、主要5資産の中で突出した値動きに
- 米長期金利の上昇はドル買い材料となったが、160円接近への為替介入警戒との綱引きでドル円はほぼ横ばいに
- ビットコイン急伸の背景は米財務省の国債買い戻し拡大方針と、それに伴う長期金利低下観測
- トレンドはユーロドル・ポンド円・ゴールド・ビットコインが総じて上昇方向で見方が揃う一方、ドル円は日足・4時間足で上値の重さを示す評価が優勢
このレポートを踏まえてトレードを始めたい方へ
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