【日報】2026年8月23日:ビットコイン、財務省買い戻し観測で7万9000ドル台に急伸も過熱感で反落
この記事を読むとこうなります
→ 週末のビットコインの値動きと、財務省買い戻し観測による急騰から反落までの背景が数字で分かります
→ 週足・日足・4時間足それぞれのトレンドが一目で分かります
→ ジャクソンホール会議など来週の注目材料が分かります
⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。
本日の値動き
2026年8月22日(土)の24時間分のOHLC(始値・高値・安値・終値)と前日比は以下の通りです。週末はFX主要通貨・ゴールドが市場休場のため、24時間取引のBTC/USDのみを掲載しています。
| 資産 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|---|---|---|
| BTC/USD | 77536.70 | 78865.90 | 76566.95 | 77344.29 | -0.25% |
ビットコインは76566.95ドルから78865.90ドルとやや値幅を伴うレンジで推移し、終値は77344.29ドル(前日比-0.25%)。週前半にかけて財務省による買い戻し観測を材料に一時7万9000ドル台に迫る場面がありましたが、週末にかけては過熱感を警戒する売りに押され、7万7000ドル台まで反落しています。FX主要通貨とゴールドは市場休場のため値動きはなく、月曜日の取引再開時にどう反応するかが焦点です。
今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)
移動平均線の並び(パーフェクトオーダーなど)とダウ理論による高値・安値の切り上げ/切り下げ判定をもとにした、各時間足のトレンド状況です。
| 資産 | 時間軸 | 価格 | 移動平均トレンド | ダウ理論 |
|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | 週足 | 158.95 | レンジ | 収束(保ち合いの可能性) |
| 日足 | 158.95 | 下降バイアス | 収束(保ち合いの可能性) | |
| 4時間足 | 158.95 | レンジ | 収束(保ち合いの可能性) | |
| EUR/USD | 週足 | 1.16758 | 上昇バイアス | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 1.16758 | 上昇バイアス | 拡大レンジ | |
| 4時間足 | 1.16758 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 拡大レンジ | |
| GBP/JPY | 週足 | 216.895 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 216.895 | 上昇バイアス | 拡大レンジ | |
| 4時間足 | 216.895 | 上昇バイアス | 上昇トレンド継続 | |
| GOLD (XAU/USD) | 週足 | 4604.96 | 上昇バイアス | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 4604.96 | 上昇バイアス | 上昇トレンド継続 | |
| 4時間足 | 4604.96 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 上昇トレンド継続 | |
| BTC/USD | 週足 | 77042.10 | レンジ | 下降トレンド継続 |
| 日足 | 77042.10 | 上昇バイアス | 上昇トレンド継続 | |
| 4時間足 | 77042.10 | 上昇トレンド(パーフェクトオーダー) | 収束(保ち合いの可能性) |
ドル円は週足・日足・4時間足のいずれもダウ理論では「収束(保ち合いの可能性)」となっており、方向感の乏しい膠着状態が続いています。移動平均線でも週足は「レンジ」、日足は「下降バイアス」、4時間足も「レンジ」とまちまちで、他の代表的な指標でも週足は中立、日足・4時間足は売り優勢の評価となっており、短中期ではやや上値の重さが意識される展開です。
ユーロドルは移動平均線が週足から4時間足まで一貫して上昇バイアス以上を維持し、4時間足は上昇のパーフェクトオーダーを形成しています。一方でダウ理論は週足が下降トレンド継続、日足・4時間足は拡大レンジとなっており、方向感を強めながらも値幅が広がりやすい局面です。他の代表的な指標でも週足から4時間足まで買い優勢の評価が並び、見方は概ね揃っています。
ポンド円は週足の移動平均がパーフェクトオーダーを維持し中期的な強さを示す一方、ダウ理論は下降トレンド継続となっており、値幅を伴う調整が入っている格好です。日足は拡大レンジ、4時間足は上昇トレンド継続とダウ理論の評価が改善しつつあり、他の代表的な指標でも週足から4時間足まで買い優勢で見方は揃っています。
ゴールドは移動平均線が週足から4時間足まで上昇バイアス以上を維持し、4時間足は上昇のパーフェクトオーダーを形成しています。ダウ理論も日足・4時間足がそろって上昇トレンド継続となっており、週足の下降トレンド継続という中期の重さを短中期の強さが打ち消しつつある状態です。他の代表的な指標でも週足から4時間足まで買い優勢で評価は一致しています。
ビットコインは移動平均線が日足・4時間足でそろって上昇バイアス以上となり、4時間足はパーフェクトオーダーを形成するなど短期的な強さが目立ちます。一方でダウ理論は週足が下降トレンド継続、4時間足は収束(保ち合いの可能性)と伸び悩みも示唆しており、代表的な指標であるRSIで見ても日足が80近辺、4時間足でも76前後まで上昇するなど過熱感の強い水準に達しています。今週にかけての急騰で買われ過ぎのサインが目立ってきており、週末の反落もこうした過熱感を映した動きと言えそうです。
値動きの背景
今週にかけて最大の話題となったのはビットコインの急伸です。財務省による国債買い戻し額の倍増観測や、トランプ大統領が仮想通貨の規制枠組みを明確化する「クラリティ法」の推進を後押ししていることが好感され、ビットコインをはじめ仮想通貨関連株が軒並み上昇しました。週半ばには一時7万9000ドル台に迫る場面があり、週間の上昇率は2割を超える急騰となっています。こうした大口資金の流入・流出が相場を大きく動かす局面では、ウォレットの安全な管理方法を改めて見直しておくことも大切です。もっとも、上昇スピードの速さから資金調達率(ファンディングレート)が20カ月ぶりの高水準まで上昇するなど過熱を警戒する声も強まっており、週末にかけては利益確定や過熱調整とみられる売りに押され、7万7000ドル台まで反落しています。
一方、株式・債券市場では財務省の追加的な救済策の実効性を巡る疑念から不安心理が広がる場面があり、週半ばには世界的に株価が下落する展開となりました。その後は米国債市場を下支えする兆しが意識され、世界的に債券相場が持ち直す場面も見られています。為替市場では方向感に乏しい値動きが続いており、ドル円は21日のニューヨーク市場で小反落し158.95円で取引を終えました。ユーロドルも上値の重い展開で一時1.1673ドルまで値を下げるなど、世界的な株安を背景にドルも軟調な地合いとなっています。
明日の注目材料
- 24日発表の米シカゴ連銀全米活動指数(前回-0.02、重要度中)
- 25日から開催される中国全国人民代表大会(重要度中、政策運営方針に注目)
- 27〜29日に開催されるジャクソンホール会議、金融政策を巡る要人発言に注目
- 月曜日のFX市場再開後、週末のビットコイン急伸・反落を受けたドル円・ゴールドの反応
- ビットコインのファンディングレートが20カ月ぶり高水準まで上昇しており、過熱感からのさらなる調整に注意
まとめ
- ビットコインは財務省買い戻し観測とクラリティ法の思惑で週間2割超の急伸、一時7万9000ドル台に迫ったが週末は過熱感から7万7000ドル台へ反落
- FX主要通貨・ゴールドは市場休場で値動きなし、取引再開は月曜日から
- トレンドはドル円が方向感に乏しい保ち合い、ユーロドル・ポンド円・ゴールドは中短期ともに買い優勢、ビットコインは短期の強さと過熱警戒が同居
- 財務省の救済策を巡る思惑から株式・債券市場は週半ばに不安定化も、その後は債券相場の下支え観測で持ち直し
- 24日の米指標・25日の中国全人代・27〜29日のジャクソンホール会議など、来週も材料が多い展開に
このレポートを踏まえてトレードを始めたい方へ
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