fx-happiness.com

【日報】2026年9月1日:中東情勢緊迫でドル買い先行も、日銀観測復活で伸び悩み

この記事を読むとこうなります
→ 本日のドル円・ユーロドル・ポンド円・ゴールド・ビットコインの値動きが数字で分かります
→ 週足・日足・4時間足それぞれのトレンドが一目で分かります
→ 米・イラン情勢の緊迫でドル円が上下に振れた背景と、本日の注目材料が分かります

⚠️ 本レポートは執筆時点の相場情報です。相場は経済指標の結果・要人発言・地政学リスクなどによって方向性が急変することがあり、記載のトレンドや見通しは将来の値動きを保証するものではありません。取引は必ずご自身の判断と責任で行ってください。

本日の値動き

2026年8月31日(月)のニューヨーク市場終値時点における24時間分のOHLC(始値・高値・安値・終値)と前日比は以下の通りです。

資産始値高値安値終値前日比
USD/JPY159.950160.196159.472159.698-0.23%
EUR/USD1.1581.1621.1581.162+0.30%
GBP/JPY216.528216.841216.075216.399-0.11%
GOLD (XAU/USD)4426.444472.124396.554449.06-0.13%
BTC/USD78559.5079232.5176968.4678833.08+0.32%

※価格はMT5(XS Fintech)のデータに基づき、日足はUTC基準で区切っています。TradingView等の他チャートとは表示タイムゾーンや参照取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。

ドル円は159.472円から160.196円までのレンジで推移し、終値は159.698円(前日比-0.23%)。米国とイランの軍事的な応酬が再燃したことで有事のドル買いが先行し一時160円台に乗せる場面もありましたが、その後は日銀の追加利上げ観測が意識され押し戻されました。ユーロドルは+0.30%とプラス圏で終え、ポンド円・ゴールドはそろって小幅安、ビットコインは+0.32%とプラス圏を維持するなど、資産ごとに方向感が分かれる一日となりました。

今週の目線(週足・日足・4時間足トレンド)

移動平均線の並び(パーフェクトオーダーなど)とダウ理論による高値・安値の切り上げ/切り下げ判定をもとにした、各時間足のトレンド状況です。

資産時間軸価格移動平均トレンドダウ理論
USD/JPY週足159.774レンジ収束(保ち合いの可能性)
日足159.774レンジ上昇トレンド継続
4時間足159.774上昇バイアス収束(保ち合いの可能性)
EUR/USD週足1.161レンジ下降トレンド継続
日足1.161上昇バイアス上昇トレンド継続
4時間足1.161下降バイアス下降トレンド継続
GBP/JPY週足216.435上昇トレンド(パーフェクトオーダー)下降トレンド継続
日足216.435上昇バイアス上昇トレンド継続
4時間足216.435下降バイアス下降トレンド継続
GOLD (XAU/USD)週足4447.18上昇バイアス下降トレンド継続
日足4447.18レンジ上昇トレンド継続
4時間足4447.18下降バイアス下降トレンド継続
BTC/USD週足78550.14レンジ下降トレンド継続
日足78550.14上昇バイアス上昇トレンド継続
4時間足78550.14レンジ収束(保ち合いの可能性)

※価格はMT5データに基づくため、他チャートとは多少異なる場合があります。

ドル円は週足が移動平均線「レンジ」・ダウ理論も「収束(保ち合いの可能性)」とやや方向感に乏しい一方、日足は「上昇トレンド継続」を維持しており、4時間足の移動平均も「上昇バイアス」でおおむね強含みの構図です。ポンド円は週足の「上昇トレンド(パーフェクトオーダー)」が示す中期の強さに対し、日足・4時間足は下降バイアスも交じり、短期はやや上値の重さが意識されています。ユーロドルは週足が下降バイアスながら日足・4時間足はそろって上向きの判定で、短期的な切り返しが優勢です。ゴールドは週足の上昇バイアスに対し日足は「レンジ」、4時間足は下降バイアスとなっており、地政学リスクの高まりの割には上値を追いづらい状態がうかがえます。ビットコインは日足・4時間足がともに強含みで、週足の下降バイアスに対して短期の戻りが優勢な流れが続いています。

他の代表的な指標でも見比べると、ドル円は4時間足・週足がいずれも「買い」の評価となっており短中期の強さは見方が揃っている一方、日足は「中立」で自前のトレンド判定とはやや温度差があります。ポンド円は4時間足が「売り」となっており、上で見た下降バイアスと見方が揃っている格好です。ゴールドも4時間足は「売り」で、上値の重さを示す点でおおむね一致しています。ビットコインは週足・日足・4時間足のいずれも強含みの評価で、短期から中期まで見方が揃っている数少ない資産といえます。

値動きの背景

米国とイランの軍事的な応酬が約1カ月ぶりに再燃したことが、8月31日の相場を大きく動かす材料になりました。米国によるイランの軍事施設への攻撃を受け、イラン側もヨルダンの米軍基地を攻撃したと伝えられ、ホルムズ海峡を巡る緊張の高まりから原油先物が上昇。有事のドル買いも重なり、米10年債利回りが一時4.76%台まで上昇するなかでドル円は一時159.90円近辺まで値を上げました。もっとも、ベッセント米財務長官が日本政府・日銀は円高につながる対応を取るとの見方を示したと伝わったことで日銀の追加利上げ観測が改めて意識されたほか、月末のロンドン・フィキシングに伴うドル売りの動きも重なり、終値では159.698円まで押し戻される展開となりました。

株式市場ではダウ工業株30種平均が0.70%安、S&P500種株価指数が0.33%安となるなど主要指数がそろって下落し、原油高によるインフレ再燃への警戒とリスク回避の売りが優勢でした。もっとも米国によるイラン攻撃は限定的なものにとどまるとの見方も広がっており、今後は軍事的な緊張よりも経済制裁を通じた対応が中心になるとの観測も出ています。ゴールドは地政学リスクの高まりにもかかわらず前日比-0.13%とわずかに軟化しており、有事のドル買いが先行した分だけ上値が抑えられた格好です。一方でビットコインは+0.32%とプラス圏を維持し、ウォール街の運用会社が改めてビットコイン・イーサリアムの購入に動いているとの報道も出ていますが、心理的な節目である8万ドルの回復には至っていません。値動きが大きくなりやすい局面では、入出金の手段や着金までの流れを事前に確認しておくと落ち着いて対応しやすくなります(仮想通貨入出金ガイド)。

本日の重要経済指標

本日この後に予定されている経済指標・イベントは以下の通りです(日本時間)。

日時指標名重要度予想前回
09/01(火) 08:50JP設備投資(前年比)0.20
09/01(火) 10:45CN中国製造業PMI(RatingDog調査)51.050.9
09/01(火) 14:00JP消費者信頼感指数35.034.9
09/01(火) 15:00GBネットワイド住宅価格指数(前月比)0.10.1
09/01(火) 15:00GBネットワイド住宅価格指数(前年比)2.11.8
09/01(火) 17:30GB消費者信用残高1.81.807
09/01(火) 17:30GB住宅ローン承認件数59.458.2
09/01(火) 17:30GB住宅ローン融資額7.73
09/01(火) 18:00EUユーロ圏失業率6.36.3
09/01(火) 18:00EUユーロ圏消費者物価指数(速報値・前月比)0.2
09/01(火) 18:00EUユーロ圏消費者物価指数(速報値・前年比)3.32.9
09/01(火) 18:00EUユーロ圏コア消費者物価指数(速報値・前年比)2.52.5
09/01(火) 22:05USFRBバー理事講演
09/01(火) 23:00USISM製造業景況指数55.255.6
09/01(火) 23:00USISM製造業雇用指数52.8
09/01(火) 23:00USJOLTS求人件数7.37.359

この時間以降に発表があるため、結果次第で値動きが変わる可能性があります。特にユーロ圏の消費者物価指数(速報値)と米ISM製造業景況指数・JOLTS求人件数は重要度が高く、発表直後は値幅が広がりやすい点に注意が必要です。

明日の注目材料

  • 本日23:00発表の米ISM製造業景況指数・JOLTS求人件数を受けたドルの反応の持ち越し
  • 9月2日未明に予定される日銀・高田審議委員の講演(追加利上げに対するスタンスに注目)
  • 9月2日発表の米ADP雇用統計(市場予想は前月比+4.7万人前後)
  • 米・イラン間の軍事的緊張の再燃・沈静化の行方と原油価格の動向
  • ベッセント米財務長官の発言を受けた日銀の追加利上げ観測の強まり方
  • ドル円160円接近時の政府・日銀による為替介入への警戒

まとめ

  • ドル円は159.472円〜160.196円のレンジで推移し終値159.698円(前日比-0.23%)、米・イラン情勢によるドル買いと日銀利上げ観測による押し戻しが交錯した一日だった
  • ユーロドルは+0.30%、ビットコインは+0.32%とプラス圏で終える一方、ポンド円は-0.11%、ゴールドは-0.13%とわずかに軟化し、資産ごとに方向感が分かれた
  • トレンドはドル円・ポンド円が中期の強さを残しつつ短期は上値が重く、ユーロドル・ビットコインは短期の戻りが優勢、ゴールドは方向感に乏しいレンジ気味の動き
  • 米国・イランの軍事的応酬再燃を受けた原油高・株安が進んだが、攻撃は限定的との見方もあり、今後は経済制裁が中心になるとの観測も出ている
  • 本日はユーロ圏消費者物価指数(速報値)や米ISM製造業景況指数・JOLTS求人件数など重要度の高い指標が控えており、発表後は値動きが変わりやすい

このレポートを踏まえてトレードを始めたい方へ

相場の方向性を掴んだら、次は取引環境を整えることが大切です。当サイトでは、低資金・安全性を重視したブローカー選びやキャッシュバックの活用法を余すことなく解説しています。

注意事項(本レポートについて)

  • 本レポートは、当サイトが独自に収集した情報(移動平均線・ダウ理論等に基づく機械的なトレンド判定、および公開されているニュース・経済指標情報)をもとに作成した情報提供・参考情報であり、金融商品取引法にもとづく投資助言を目的としたものではありません。
  • 価格データはMT5(XS Fintech)を使用しており、日足は協定世界時(UTC)を基準に区切っています。TradingView等の他のチャートサービスや取引所とは表示タイムゾーンや参照する取引所が異なるため、数値が多少異なる場合があります。
  • 特定の金融商品の売買や、特定の時期での売買を推奨・勧誘するものではありません。
  • 過去のトレンド分析や値動きの傾向は、将来の相場の動きを保証するものではありません。相場は経済指標・要人発言・地政学リスクなど様々な要因で急変する可能性があります。
  • 記載内容の正確性・完全性について万全を期しておりますが、これを保証するものではありません。内容は予告なく変更される場合があります。
  • 投資に関する最終的な決定は、必ずご自身の判断と責任において行ってください。本レポートの内容を利用したことにより生じた損害について、当サイトは一切の責任を負いません。
  • FXを含む金融商品の取引には元本を上回る損失が生じるリスクがあります。取引を行う際は、各社の契約締結前交付書面等を必ずご確認ください。

最初のコメントをしよう

必須